AACoRE > Laboratories > Kamei's Lab > Index in Japanese
ILCAA
亀井伸孝の研究室
亀井伸孝

ジンルイ日記

つれづれなるままに、ジンルイのことを
2005年5月

日本語 / English / Français
最終更新: 2005年5月31日
[←前の日記へ][今月の日記へ] [テーマ別目次へ] [月別目次へ][次の日記へ→]

■ゆっくりと、お持ち帰り (2005/05/31)
■札幌日記2005 (2) クラーク博士、活躍す (2005/05/26)
■札幌日記2005 (1) 京都の感覚で歩いたら (2005/05/25)
■唐揚げ弁当を待ちながら (2005/05/24)
■女性専用車両@首都圏 (2005/05/18)
■萌芽と胎動 (2005/05/10)


2005年5月31日 (火)

■ゆっくりと、お持ち帰り

ある日、ハンバーガー屋で。

店員「いらっしゃいませー。こちらでお召し上がりでしょうかぁー?」
私 「いえ、持ち帰りで」

(…)

店員「お待たせいたしましたぁ。ごゆっくりどうぞー」
私 「…」

ゆっくりと、持ち帰りました。


2005年5月26日 (木)

■札幌日記2005 (2) クラーク博士、活躍す

クラーク博士 出張先は北海道大学。実は初めての訪問だ。とりあえず広い大学である。

この大学のシンボルは、お雇い外国人教員のクラーク博士。胸像がよく知られているが、それ以外に学内の標識などでも活躍中。交通整理にまで駆り出されて、有名人は大変ですね。

反省が一つ。「大学のすぐ近く」のビジネスホテルを取ったつもりだったが、実は目的の会館まで遠かった。ホテルは確かにキャンパスの近くにあったが、敷地に入った後が遠かったのだ。下調べは大事なり。

もう一つ。忙しさにかまけて、スープカレーを逃したこと。味噌ラーメンだけは、何とか帰りぎわに食べることに成功しました。

[札幌日記2005・終]


2005年5月25日 (水)

■札幌日記2005 (1) 京都の感覚で歩いたら

出張で札幌に行った。

札幌は、京都と同じく碁盤の目のような街。「○条」と数字で道が名付けられているところも似ている。しかし、京都に住み慣れた頭でこの街を歩くと、大変なことになる。

南に行くほど数字が増えるのが京都。「一条」「二条」「三条」と。

でも、札幌の北半分はその逆で、数字が減っていく。「北三条」から南に下がれば「北二条」「北一条」。これがどうしても気になってしかたない。やがてゼロ(大通り公園)になり、そこを越えると今度は「南一条」「南二条」と増えていく。合理的だけどねえ。さすが、デカルトより後に生まれた都市である。

それに、最大の繁華街が、なぜかJR駅より南にあるし。

もう一つ、これは札幌を造った人にぜひとも聞きたいのが、「どうして微妙に傾いているのか」。ここまで律儀に造っておきながら、なぜ道路の向きを東西南北にきっちり合わせなかったのだろう。いらいら。

逆に、札幌に住み慣れた人が京都に来たら、どう思うのかな。「なぜ座標軸がないんだ!」とか、いろいろ言うんでしょうね。今度聞いてみよう。

[つづく]


2005年5月24日 (火)

■唐揚げ弁当を待ちながら

昼食の時間がない日は、弁当を買うことがある。コンビニの弁当ばかりではなぁ…と思っていたある日、中華料理屋に「お弁当あります」のはり紙が。

私 「すぐ出ますか」
店員「ハイ、すぐに」
私 「じゃあ、唐揚げ弁当を一つ」

頼んでから気がついた。しまった、今から作る店だったのか。「すぐ」の意味がコンビニとは違うんだよな…。たかだか5分ていどの時間が、異様に長く感じられた。

店員「すみません、おまたせしました(汗)」

あ、イライラが伝わってしまったかな。悪いことをした。

コンビニの食品大量廃棄が問題だと言われているが、それは、弁当をつめる5分間も待てない客の側の問題でもあるのかもね。たったいま厨房で断ち切ったばかりの、骨がゴツゴツ入った唐揚げをかじりながら、そんなことを考えた。


2005年5月18日 (水)

■女性専用車両@首都圏

連休明けの5月9日、首都圏の主な私鉄で女性専用車両が導入された、というニュースが、新聞やテレビなどでいっせいに流れた。私は実に退屈な気分で、それらを読み流した。そんなローカルなニュース、全国に流さなくてもいいのにね。

京阪神を電車通勤してきた者にとって、女性専用車両はもう日常の風景。東京近辺のみなさんが「女性専用車両が引き起こす近未来の社会問題」とやらを一生懸命議論している姿が、かなり滑稽に見えた。

この車両が「アパルトヘイト」や「洗脳」や「歪んだ性意識」を生み出すかどうか知りたいなら、関西にフィールドワークしにおいでなさいな。


2005年5月10日 (火)

■萌芽と胎動

研究計画書などを書くとき、便利な言葉が「萌芽」。ハッキリと断言できないが、予想ではいけそう、という時に「新しい領域の萌芽が見られる」などと書くと、それらしく思えてくるから不思議である。

あるとき、ふと「胎動」ということばを使ってみた。

「新しい領域の胎動が見られる」

おお。モゾモゾと動きがあるようだ。植物より動物の方が生々しい感じがするね。

みなさんは「萌芽」派ですか、「胎動」派ですか。



矢印このページのトップへ    亀井伸孝日本語の目次へ

All Rights Reserved. (C) 2003-2013 KAMEI Nobutaka
このウェブサイトの著作権は亀井伸孝に属します。