亀井伸孝の研究室 |
ジンルイ日記つれづれなるままに、ジンルイのことを |
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最終更新: 2006年4月28日 |
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■メルマガ編集長よりごあいさつ (2006/04/28)
■『アフリカのろう者と手話の歴史』出版助成決まる (2006/04/18)
■特任助教授拝命 (2006/04/04)
■手話通訳士としての誓い (2006/04/03)
2006年4月28日 (金)
■メルマガ編集長よりごあいさつ
勤務先の大学で出されているメルマガの編集長になりました。私の職場は、社会学のCOEプログラム「『人類の幸福に資する社会調査』の研究」。
幸福とは何だろう。調査するって何だろう。幸せを求めて不幸を減らすためには、社会の何を調べてどう変えたらいいのだろう。そういうことを日夜研究しています。研究しすぎて幸せになってしまう研究者たちもいるほどです。
「関西学院大学21世紀COEプログラムメールマガジン」は、そういう大学の研究拠点から一般のみなさまに、幸せについて調べたり考えたりすることについてのヒントを提供します。知と感動と笑いとをお届けする、バラエティ・メディアを目指しています。
読者のみなさんが、何よりのささえ。幸せのありかをたずねて、ぜひ登録してくださいね(無料ですし)。
以上、編集長拝。
>見本と登録はこちらからどうぞ。
2006年4月18日 (火)
■『アフリカのろう者と手話の歴史』出版助成決まる
『アフリカのろう者と手話の歴史』という本の出版計画に、助成金が受けられることが決まった。日本で初めての、世界でもほとんどない、アフリカのろう者コミュニティの歴史を描いた本が、年内に出版されることになりました。
去年の夏休みにカンヅメになって書き上げた原稿が、ようやく陽の目を見ることになりそうです。
計画立案や出版助成のためにお骨折りくださいました各位、関係諸機関、また、研究のためにいろいろと教えてくれたアフリカの友人たちのおかげです。ありがとうございました。
それと、学問の神様も。とりあえず完成まで見守ってくださいますよう。
2006年4月4日 (火)
■特任助教授拝命
この春、「COE特任助教授」という役職を拝命しました。「特任って何?」
「響きがかっこええな」
などと、いろいろ言われています。最近は、文科省の新政策や大学独自の取り組みがいろいろあって、肩書きの種類が増えている。しかも、だんだん役職名が長くなる。「教授」「助教授」「助手」で済んでいた時代がなつかしい。
「COE特任」とは何でしょう。イメージで言うと、比例区の議員みたいなものでしょうか。小選挙区(ゼミ)を地盤として持たない、COEプログラムという研究計画に専念する役職。個別の学生対応よりも、研究プログラム推進のために労力をふりむける仕事です。
大きな機会をくださった大学と関係各位に感謝。もう「社畜」ならぬ「学畜」となって、連日連夜働こうと思います。以上、宣言。
2006年4月3日 (月)
■手話通訳士としての誓い
手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)に合格。手話通訳士となりました。1996年の春、あるドキュメンタリー映画を見るまでは、ろう者に独自の言語と文化があるとは想像したこともない「ただの聞こえる人」だった。「そうか。ご近所に異文化があるならば」と、暇な学生が人類学的好奇心で手話の世界をかいま見始めて、この春でちょうど10年。その節目の年の達成となった。
そもそも、社会的使命感や奉仕精神がとことん弱い、快楽主義の私です。(個人的に手話が好きなだけだもんねー)とのらりくらりやってきましたが、手話通訳の専門性の名を背負ったからには、もう逃げは許されません。
手話と日本語のバイリンガルの国家を目指して。
手話と日本語のバイリンガルの高等教育実現を目指して。大学に勤める手話通訳士として、その名に恥じぬよう、これらの目的のために奮闘し続けることを誓います。
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