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亀井伸孝の研究室
亀井伸孝

ジンルイ日記

つれづれなるままに、ジンルイのことを
2006年5月

日本語 / English / Français
最終更新: 2006年5月14日
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■レタスともやしの教え (2006/05/14)
■小泉首相、アフリカへ行く (2006/05/10)
■人生を変えたある会話 (2006/05/08)
■野の遊びの研究会 (2006/05/02)
■研究室の移転 (2006/05/01)


2006年5月14日 (日)

■レタスともやしの教え

ステーキのフォルクス。お店の名物はサラダバーで、いつも野菜が食べ放題だ。日本のチェーンレストランでこの方式を始めたのは、ここが初めてだそうである。

しかし、始めた当初は、なんとレタスともやししか置いていなかった。そのことは、自社のサイトで正直に明かされている。

「レタスともやしだけで始めていいのだろうか?」

いいんです。貧相だって半端だって、始めてしまえばパイオニアになれる。チャレンジ精神あふれるすべての人たちに、この「レタスともやしの教え」を贈りたいと思います。


2006年5月10日 (水)

■小泉首相、アフリカへ行く

ゴールデンウィーク中、小泉首相がアフリカのエチオピアとガーナを歴訪した。

日本の現職首相のサハラ以南アフリカ訪問は、2001年1月の森首相の歴訪(南ア、ケニア、ナイジェリア)についで、5年ぶり、2回目だ。訪問先の両国では、ずいぶんとはなやかに報道され、市民の注目を集めたと聞く。

ところが、日本のメディアは「小泉の卒業旅行」とか「成果なし」とか。ずいぶんなけなしようだ。「アフリカなんか行ったって意味がない」とでも言いたげな報道は、相手に失礼ではありませんか?

ところでみなさん。今回の首脳会談の相手だったエチオピア・メレス首相、ガーナ・クフォー大統領、アフリカ連合・コナレ委員長の3人の顔を知っていますか? けなす前に、まずは相手のことを学ぼう。知らない人は、急いで復習してくださいね(↓)。

小泉首相のアフリカ訪問(概要と評価)
小泉首相によるアフリカ政策演説「アフリカ - 自助努力の発生地へ」(5月1日、アフリカ連合)
エチオピアの写真(4月29日-5月1日)
ガーナの写真(5月1-3日)
(いずれも外務省)


2006年5月8日 (月)

■人生を変えたある会話

ある先輩の結婚パーティに参加した。私がアフリカに行くことになる最初のきっかけをつくってくれた、大恩ある人である。

私が大学院に入って、どうしたらいいのかまごついていた頃のこと。

「こら、カメ! 悩んでる暇があったら、アフリカに行ってみろ」
「はい」

会話の勢いで、私の進路が決まりました。(本当です)

アフリカレストランを借り切っての、ラフな結婚パーティ。スワヒリ語のスピーチが出たり、チンパンジーのほえ声(のまね)が飛び出したり、ちょっと他にはないパーティだった。

新婚旅行ではなく、新生活として、すぐお二人でアフリカの熱帯雨林に移り住むんだそうだ。どうかマラリアにお気をつけて、お幸せに。


2006年5月2日 (火)

■野の遊びの研究会

先日、「野の遊び」をテーマとした研究会に呼ばれ、アフリカ熱帯雨林に暮らす子どもたちの遊びの話をした。

かつて、赤道にほど近いカメルーンの森で、狩猟採集民の子どもたちといっしょに調査していた私は、このお誘いを喜んでお受けした。とは言え、現実は「遊ぶように」楽にはいかない。

その研究会の準備をして発表する時間をひねり出さなければ。前日は深夜まできつい残業をし、うず高い資料の山の中からカメルーンの子どもたちの笑顔がつまった写真を探し出し、栄養ドリンクを一本ぐいっと飲んで、タクシーで会場に駆けつけた。「野の遊び」からもっとも遠い暮らしをしているよなあ、とわれながら思う。

居酒屋での懇親会、二次会を終えて、終電で家路につく。くたびれきったほろ酔いサラリーマン研究者。しかしその心だけは、あのカメルーンの森の中に遊んでいたのだった(翌日、二日酔いに悩まされたことは言うまでもない)。


2006年5月1日 (月)

■研究室の移転

4月、同じ大学キャンパスの中で研究室を移転した。

移った先では、どういうわけか法科大学院の先生たちの部屋が並ぶ中にまぎれこんでしまった。ろうかや階段で、弁護士バッジを付けた人たちとすれ違う。「おー、ドラマとかで見るあれか」などと、かんちがいの感銘を受けたりする。

移転して、大学の事務室からはさらに遠くなってしまった。会議やら連絡やら、さまざまな用事を済ますために事務室まで歩くと、往復で15分くらいはかかってしまう。

その時間を節約するためにはどうしたらいいだろう。悩んだあげくに私が見つけた解決法は「大またで歩くこと」。うん、確かに早くなりました。



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