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最終更新: 2008年6月6日

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■『アクション別フィールドワーク入門』公式サイト開設 (2008年5月18日掲載; 5月22日追記; 6月6日追記)

アクション別フィールドワーク入門 武田丈・亀井伸孝編. 2008.『アクション別フィールドワーク入門』京都: 世界思想社.

本書の公式サイトを開設しました(「亀井伸孝の研究室」内に設置)。

『アクション別フィールドワーク入門』公式サイト

以下のようなコンテンツを読むことができます。

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本書に関連する学会や研究会などの新しい情報は、この新しいウェブページの方に掲載されることが多くなりますので、よろしくお願いいたします。


■文化人類学会で分科会をします (2008年5月10日掲載; 5月18日追記)

2008年5月31日-6月1日、京都で開催される日本文化人類学会の大会で、本ワークショップのメンバーによって構成される分科会「アクションというフィールド (Field of Actions)」が開催されます。多くの方のご来場、討論へのご参加をお待ちしています。

※この分科会に一般参加するためには、文化人類学会大会参加手続き(有料)が必要となります。詳しくは大会公式サイトをご参照ください。

■日時/場所
日本文化人類学会第42回研究大会
分科会「アクションというフィールド」(分科会代表者: 亀井伸孝)
2008年6月1日(日)(第2日目)10:15-12:15
京都大学吉田南総合館(北棟)3階38講義室(H会場)

■分科会趣旨
「調査して民族誌を書く」ことを旨とする伝統的な人類学のあり方から、「調査で得られた知見を問題解決に役立てる」ことを旨とする実践的な人類学のあり方まで、文化人類学は将来的な選択肢を複数化しつつある。本分科会では、この二極の間にあってフィールドへの応答の可能性を模索する研究者らのさまざまな営みを「アクション」として抽出し、記述と実践のいずれにも回収されえないフィールドワーカーの多様なあり方を示したい。

■キーワード
アクション、フィールドワーク、調査、応用人類学/実践人類学

■文献
武田丈・亀井伸孝編. 2008.『アクション別フィールドワーク入門』京都: 世界思想社. ほか

■発表タイトル一覧

(0) 分科会趣旨説明
亀井 伸孝(東京外国語大学)

(1)「異文化理解の姿勢を教室で教える: ワークショップ型授業の功罪」
亀井 伸孝(東京外国語大学)
【キーワード】異文化理解教育、ワークショップ、フィールドワーク、障害模擬体験

(2)「モンゴル公教育における母語インターフェースパソコンの運用: 学生派遣とパソコン寄贈を通じ現地を手伝う」
吉野 太郎(関西学院大学)
【キーワード】モンゴル、デジタル・ディバイド、母語インターフェース、ICT教育、オープンソース・ソフトウェア (OSS)

(3)「カメルーンにおける森と人の共存に向けて: 研究成果を分かちあう」
服部 志帆(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
【キーワード】森と人の共存、自然保護、応用人類学、バカ・ピグミー、カメルーン

(4)「アフリカ諸語による教育と言語権: 母語教育のゆくえをのぞむ」
米田 信子(大阪女学院大学)
【キーワード】アフリカ諸語、母語教育、言語権

(5)「アクションを待つフィールド: 暴力問題にまきこまれて」
飯嶋 秀治(九州大学大学院)
【キーワード】まきこまれる、喧嘩、暴力、オーストラリア先住民、観光都市

(6) コメント: 鈴木 紀(国立民族学博物館)

日本文化人類学会第42回研究大会公式サイト


■ワークショップ終了のお知らせ (2008年3月31日掲載)

関西学院大学21世紀COEプログラム「『人類の幸福に資する社会調査』の研究: 文化的多様性を尊重する社会の構築」が、5年間の研究計画を終了するのに伴い、本ワークショップ「多文化と幸せ」も2008年3月31日をもって終了いたします。

これまでの発表者はもとより、コメンテータ、一般参加者、ウェブサイト閲覧者などとしてご参加、ご協力くださいました各位に厚くお礼申し上げます。

また、若手研究者に研究活動の機会をくださった関西学院大学21世紀COEプログラム教職員各位、成果刊行をお引き受けくださった世界思想社にお礼を申し上げます。

ワークショップの終了とともに、本サイトの更新も停止します。ただし、いくつかの学会や研究会で、本ワークショップの関連成果の発信が引き続き行われる見込みです。その時には、このニュース欄にてご紹介させていただきます。

ワークショップ略史 (2004-2008)
データで見るワークショップの成果 (2004-2008)


■シンポジウムのコメント掲載 (2008年3月21日掲載)

2008年3月17日に開催されたシンポジウム「フィールドにおけるアクションとリアクション: 人類の幸福を開くチャンネル」の発表に対する、二名のコメンテータのコメント要旨を掲載しました。

コメント 1(吉野太郎)
コメント 2(松田素二)


■全発表のキーワード一覧 (2008年2月25日掲載)

これまでのすべての発表に関するキーワードをひろい出し、一覧表として見ることのできるページを作りました。それぞれのキーワードから、発表要旨へのリンクも付いています。

多文化と幸せについて考えたり、フィールドワークと実践について学んだりするための資料として、ご利用ください。

[発表のキーワード一覧へ]


■『アクション別フィールドワーク入門』特別割引販売 (2008年2月19日掲載; 3月17日追記; 5月18日追記)

※受付を終了しました。(2008年3月17日)

2008年3月17日(月)のシンポジウム会場で、本COEワークショップの成果論集である『アクション別フィールドワーク入門』(世界思想社, 2008年3月末発売予定)を、特別割引価格(税込1,995円のところ1,600円)で、書店店頭での販売に先駆けてお求めいただけます。

ご希望の方は、3月13日(木)までに下記の形式で

eigyo [at] sekaishisosha.co.jp

までお申し込みください([at] を @ に変えてご送信ください)。当日、会場で現金と引き換えにお渡しいたします。メールのタイトルは、「アクション別の先行予約」でお願いいたします。

=======================
『アクション別フィールドワーク入門』購入申込書

お名前:
メールアドレス:
購入ご希望冊数:[ ]冊
=======================

割引価格での販売は、当日、会場にご来場される方にかぎります。数に限りがありますので、事前予約がない場合は、当日会場でお求めいただけないこともございます。


■『アクション別フィールドワーク入門』内容詳細 (2008年2月19日掲載; 21日追記; 3月1日追記; 17日追記; 21日追記; 5月18日追記; 5月22日追記)

アクション別フィールドワーク入門 2008年3月に、いよいよ本ワークショップの成果論集『アクション別フィールドワーク入門』が刊行・発売されます。一足早く、内容の詳細をお届けします。

■書誌情報

武田丈/亀井伸孝編
『アクション別フィールドワーク入門』
2008年3月31日
京都: 世界思想社
1,995円(税込)
世界思想社のページ

■帯より

え、こんなことまでするの?
フィールドワーカーの多彩な技芸を、現場の体験から学ぶ。現場に応じて、いくつものアクションを万能ナイフのように繰り出せるようになる、フィールドワーカー必携の書。
322項目のアクション別さくいん付き。
頭を抱える、【行き来する】、嫌気が差す、インタビューする、うろつく、【教える】、仮説を立てる、かゆみと闘う、ギャップを埋める、結婚する、言語を習う、転ぶ、ショックを受ける、住みこむ、食べ過ぎる、【創る】、出会う、データを分析する、【手伝う】、同情される、逃亡する、殴られる、【のぞむ】、払えと言われる、光がみえる、引きこもる、フィールドを探す、【ふみだす】、文献調査をする、へとへとになる、返答に窮する、ほめちぎる、【まきこまれる】、民族誌を書く、モチベーションが下がる、流血する、論文を書く、【分かちあう】、ワクワクする、笑われる…

■本書の冒頭より

本書はフィールドワークの入門書だが、類書と異なる点がひとつある。それは、この本がフィールドワーカーの繰り出すさまざまなアクション、とくにせまい意味での調査(情報収集)の範囲に収まりきらない行動の数かずを紹介することに重きを置いていることである。論文になるときにはほとんど割愛されてしまうこうしたアクションの中にこそ、フィールドに関わる者の現実の姿がある…

■目次

はじめる: アクションから見えるフィールドワーカーの姿
 ……亀井伸孝・武田 丈

Action 1 ふみだす
1-1 遠い世界にふみだす: エチオピアの野生動物保護区におけるフィールドワーク
 ……西崎伸子
1-2 身近なフィールドにふみだす: 岡山県で見た一人暮らし高齢者の生活
 ……三宅加奈子

Action 2 まきこまれる
2-1 暴力問題にまきこまれる: オーストラリア先住民の「トラブル・メイカー」たち
 ……飯嶋秀治
2-2 政治論争にまきこまれる: ボツワナにおける開発政策と先住民運動の渦中で
 ……丸山淳子

Action 3 分かちあう
3-1 調査対象者と分かちあう: ネパールの肉売りカーストとの対話
 ……中川加奈子
3-2 研究成果を分かちあう: カメルーンの森とバカ・ピグミーの未来
 ……服部志帆

Action 4 教える
4-1 「途上国」の相手に教える: チリにおける開発援助の現場から
 ……内藤順子
4-2 異文化理解の姿勢を教室で教える: ろう者の文化を学ぶワークショップ
 ……亀井伸孝

Action 5 創る
5-1 ユニヴァーサル・ミュージアムを創る: "点字力" で切り開くフリーバリア社会
 ……広瀬浩二郎
5-2 移住者たちと博物館展示を創る: オキナワボリビア歴史資料館の制作現場から
 ……城田 愛

Action 6 手伝う
6-1 教育プロジェクトを手伝う: モンゴル地方公立校へのリユースパソコン運用
 ……吉野太郎
6-2 日常生活を手伝う: タンザニアでの農村開発をめぐる出来事から
 ……黒崎龍悟

Action 7 のぞむ
7-1 病と共存する社会をのぞむ: エチオピアのHIV/AIDS予防運動
 ……西 真如
7-2 多言語社会のゆくえをのぞむ: ナミビアのアフリカ諸語のこれから
 ……米田信子

Action 8 行き来する
8 フィールドとホームを行き来する: フィリピンから日本への女性移住労働者たち
 ……武田 丈

おわる: フィールドとホームの急接近の時代に
 ……飯嶋秀治・吉野太郎

コラム 1 (ふみだす) 手話の世界に飛びこんだ頃……亀井伸孝
コラム 2 (まきこまれる) 「真実」を受けとめる……有薗真代
コラム 3 (分かちあう) 映画にされた調査者の告白……寺尾智史
コラム 4 (教える) フィールドセンスの教え方……西崎伸子
コラム 5 (創る) 美味しいフィールドワーク……武田 丈
コラム 6 (手伝う) 調査者に期待されること……白石壮一郎
コラム 7 (のぞむ) 「文化」か、それとも「自由」か?……白石壮一郎
コラム 8 (行き来する) 異質なものを結びつける……西 真如

あとがき
 ……武田 丈・亀井伸孝

アクション別さくいん

著者紹介

※本書は、関西学院大学社会学研究科21世紀COEプログラムの出版助成制度により刊行されました。


■ワークショップ最終回シンポジウムを開催します (2008年2月12日掲載; 13日追記; 26日追記; 5月18日追記)

関学COEワークショップ「多文化と幸せ」最終回
『アクション別フィールドワーク入門』刊行記念シンポジウム
「フィールドにおけるアクションとリアクション: 人類の幸福を開くチャンネル」

関西学院大学COE終結の今年度末にあたり、ワークショップ「多文化と幸せ」最終回のシンポジウムを開催いたします。

■日時/場所
2008年3月17日 (月) 13:30-17:00
関西学院大学大阪梅田キャンパス(K.G.ハブスクエア大阪)14階 1406号室
[地図を見る]

※一般参加を歓迎いたします。参加無料、申し込み不要です。

■プログラム ( ) 内は質疑含むおよその時間

第1部: 基調報告 (60分)

(1)「人類の幸福からアクションへ: ワークショップ4年間の軌跡と展望」(30分)
  亀井伸孝(東京外国語大学; 関西学院大学COE研究協力者)
#2004年からの研究会の経緯をまとめ、「人類の幸福」というテーマがなぜ、いかにフィールドワーカーの個人的アクションの本に結実したかを概観する。

(2) 特別対談「編集というフィールド」(30分)
  ゲスト: 望月幸治(世界思想社編集部;『アクション別フィールドワーク入門』担当)
  聞き手: 飯嶋秀治(九州大学; 関西学院大学COE研究協力者)
#『アクション別フィールドワーク入門』を例に、学術書づくりのプロセスを、編集現場での秘話を交えて語る。著者/編者の立場から編集者の本音に鋭く迫る。

休憩 (15分)

第2部: パネルディスカッション (135分)

(1)「フィールド、ホーム、博物館、講義室をつなぐ沖縄系移民たちの生活と文化」(25分)
  城田愛(大分県立芸術文化短期大学)
#異文化/自文化、調査する/される、展示する/される、教える/教わるという枠組を横断するような人類学的実践を、沖縄系移民に関する展示制作の体験からみていく。

(2)「新たなる3“こう”の時代へ:“さわる”体験型ワークショップがもたらす「考」「交」「耕」」(25分)
  広瀬浩二郎(国立民族学博物館)
#昨年10月の慶應大学における「手学問のすゝめ」以来、各地で“さわる”体験型ワークショップを担当している。三つの“こう”をキーワードとして、その内容と意義について報告する。

(3)「まなぶ、かかわる、つくりだす」(25分)
  西真如(京都大学)
#フィールドワーカーはフィールドから学び、様々な出来事と関わり、出来事を作りだす。このことはフィールドワーカーその人の生き方とどう関わるのだろうか。

コメンテータ1: 松田素二(京都大学)(10分)
コメンテータ2: 吉野太郎(関西学院大学)(10分)

総合討論 (40分)

司会: 武田丈(関西学院大学; COEサブリーダー)

■コーディネータ
武田丈(関西学院大学COE)/亀井伸孝(東京外国語大学; 関西学院大学COE研究協力者)

■書籍の特別割引販売
本ワークショップの成果論集『アクション別フィールドワーク入門』(武田丈/亀井伸孝編, 世界思想社, 2008年, 税込1,995円)を、特別割引で書店に先駆けて会場で販売いたします。くわしくはこちらの記事をご覧ください。


■『アクション別フィールドワーク入門』執筆陣 (2008年1月6日掲載; 5月18日追記)

フィールドワーカーは情報収集だけでなく、実はいろんなことをしています。現場でのアクション別に配列した、これまでにないタイプのフィールドワークへの誘い。

武田丈/亀井伸孝編『アクション別フィールドワーク入門』
2008年3月刊行, 京都: 世界思想社

Action 1「ふみだす」 西崎伸子/三宅加奈子
Action 2「まきこまれる」 飯嶋秀治/丸山淳子
Action 3「分かちあう」 中川加奈子/服部志帆
Action 4「教える」 内藤順子/亀井伸孝
Action 5「創る」 広瀬浩二郎/城田愛
Action 6「手伝う」 吉野太郎/黒崎龍悟
Action 7「のぞむ」 西真如/米田信子
Action 8「行き来する」 武田丈
【コラム寄稿】 有薗真代/寺尾智史/白石壮一郎
※本書は、関学COEワークショップ「多文化と幸せ」の成果として刊行されます。


■中川氏発表要旨掲載 (2008年1月6日掲載)

ネパール在勤のため発表機会の日程が調整できなかったメンバーである中川加奈子氏から、発表要旨の提供を受けましたので、本サイトで紹介いたします。

中川 加奈子(関西学院大学; 在ネパール日本大使館)
「対象者と調査結果を分かちあう: ネパールの肉売りカーストの人々との対話」

#本報告では、ネパールの首都カトマンズにおいて主に肉売り・屠畜に携わってきた部族である「カドギ」族を対象として調査をした筆者が、対象者より報告書の修正要請を受けた経験から、調査者と対象者との対話のあり方について考察する。

キーワード: 対象者との対話、社会運動、カースト制度、ネパール、肉売り・屠肉


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