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COE Workshop
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概要
最終更新: 2008年5月22日

[ワークショップの趣旨] [最近の開催実績/今後のスケジュール] [これまでの発表者]
[コメンテータ] [ワークショップ略史] [ワークショップの成果] [お問い合わせ]


■ワークショップの趣旨

文化的多様性を認めながら、それぞれの立場の幸福追求をひとしく実現させることは、まさしく「言うは易く行うは難い」ことです。言語・文化の多様性を念頭に置きつつ、フィールド調査を通して同時代の問題に関心を寄せる若手の研究者を中心としたワークショップを開催しています。

今日、フィールドワークの技法、倫理、経験をそなえた実務担当者が求められ、応用人類学/実践人類学の必要性が唱えられる時代となりました。また、開発、社会福祉、医療、教育などのさまざまな場面で、「異文化理解」「参加型」「質的調査」などのキーワードが強調される時代ともなりました。文化に関する正しい理解に基づいて、フィールドワークの成果を実践に活かすことは、これまで以上に重要な課題となっています。

一方で、「異文化理解」の名のもとに植民地主義と手をたずさえたり、「固有文化保全」の名のもとに人種隔離政策と手をたずさえたりしてしまった先人たちの負の歴史から、私たちは目をそむけることもできません。よくも悪くも、現地に行って関わることで成り立つ学問の過去と未来について、多面的に学んでいく必要があります。

人々の幸福/不幸を現場で謙虚に学び、その理解に基づいて、幸福追求への関与や提言が行えるような諸科学の結集と発信を目指して、本ワークショップは行われています。(文責: 亀井伸孝[関学COEワークショップ「多文化と幸せ」コーディネータ])

キーワード:文化の多様性、フィールド、同時代、応用人類学/実践人類学、幸福追求

※このワークショップは、関西学院大学21世紀COEプログラム「『人類の幸福に資する社会調査』の研究: 文化的多様性を尊重する社会の構築」の一環として行われています。


■最近の開催実績/今後のスケジュール

2007年6月17日にワークショップを開催しました(詳細)。
2007年9月30日にワークショップを開催しました(詳細)。
2008年1月6日にワークショップ開催に代えて中川氏要旨を掲載しました(詳細)。
2008年3月17日にワークショップ最終回を開催しました(詳細)。
2008年3月31日の関学21世紀COEプログラム「『人類の幸福に資する社会調査』の研究: 文化的多様性を尊重する社会の構築」の終結とともに、ワークショップは終了しました。


■これまでの発表者 (五十音順)

・氏名は、その人の個人サイトへとリンクしています。
・[#number] は、その人が行った発表の要旨へのリンクです。
・[#0] は、本ワークショップの全体趣旨へのリンクです。

有薗 真代[#16](京都大学)
飯嶋 秀治[#3] [#22] [#27](九州大学 > 熊本学園大学 > 九州大学)
内海 博文[#23](関西学院大学)
亀井 伸孝[#0] [#1] [#13]
[#21] [#26]
(関西学院大学 > 東京外国語大学)  ※コーディネータ
黒崎 龍悟[#18](京都大学)
白石 壮一郎[#20](京都大学)
城田 愛[#9] [#28](国立民族学博物館; 日本学術振興会 > 大分県立芸術文化短期大学)
武田 丈[#5] [#7](関西学院大学) ※コーディネータ
寺尾 智史[#14](京都大学 > 神戸大学)
内藤 順子[#24](日本女子大学; 日本学術振興会)
内藤 直樹[#15](京都大学)
中川 加奈子[#25](関西学院大学; 在ネパール日本大使館)
西 真如[#17] [#30](京都大学)
西崎 伸子[#8](京都大学 > 福島大学)
服部 志帆[#6](京都大学)
広瀬 浩二郎[#12] [#29](国立民族学博物館)
丸山 淳子[#4](京都大学)
三宅 加奈子[#2](岡山大学大学院修了)
望月 幸治[#27](世界思想社)
吉野 太郎[#11] [#19](関西学院大学)
米田 信子[#10](大阪女学院大学)
(リンク最終確認日: 2008年1月9日)


■コメンテータとしてご登壇くださった方がた (五十音順)
板野 美紀(関西学院大学)
岩佐 将志(関西学院大学)
鎌谷 かおる(関西学院大学)
竹中 克久(関西学院大学)
浜田 宏(関西学院大学)
松田 素二(京都大学)
林 怡蓉(関西学院大学)
(リンク最終確認日: 2008年2月12日)


■ワークショップ略史 (2004-2008)

200404212004年度研究会企画書(第一次案)
20041005ワークショップ「多文化と幸せ」立案、発足メンバー打診
20041108〜20050125ワークショップ「多文化と幸せ」第1期【コンセプトの模索】
20060710〜20070312ワークショップ「多文化と幸せ」第2期【再開/メンバーの拡充】
20070524成果論集の企画第一案
20080617〜20080106ワークショップ「多文化と幸せ」第3期【成果編集刊行の実作業】
20080226成果論集の校了
20080317ワークショップ最終回シンポジウム
20080331関学COE終結とともにワークショップ終結


■データで見るワークショップの成果 (2004-2008) アクション別フィールドワーク入門

■成果刊行物
武田丈/亀井伸孝編
『アクション別フィールドワーク入門』
2008年3月31日
京都: 世界思想社
1,995円(税込)

■開催回数: 計10回(そのうち2日間にわたるものが2回、計12日開催)

■ウェブ発表: 1回(発表者海外勤務につき、ウェブサイト掲載で発表に代える)

■発表件数: 30件 [発表要旨一覧] [発表のキーワード一覧]

■発表者: のべ31人(実数21人)

■発表者の所属: 15の異なる所属先から結集(11大学; 1博物館; 2機関; 1企業)

【大学】大分県立芸術文化短期大学; 大阪女学院大学; 岡山大学; 関西学院大学; 九州大学; 京都大学; 熊本学園大学; 神戸大学; 東京外国語大学; 日本女子大学; 福島大学(五十音順)
【博物館】国立民族学博物館
【機関】在ネパール日本大使館; 日本学術振興会
【企業】世界思想社

■発表者以外のコメンテータ: のべ7人(実数7人)

関西学院大学; 京都大学

■対象地域・集団

【アフリカ】エチオピア/カメルーン/ケニア/タンザニア/ナミビア/ボツワナ/西・中部アフリカ諸国
【アジア】ネパール/フィリピン/モンゴル
【オセアニア】オーストラリア/ハワイ
【ラテンアメリカ】チリ/ボリビア
【ヨーロッパ】フランス/ポルトガル
【日本】岡山/沖縄/NPO/高齢者/在日外国人/視覚障害者/「性同一性障害」者/大学/「ハンセン病」者/編集現場/ろう者
【世界】国際開発援助/世界資本主義システム

■メンバーによる関連成果 (2008年3月31日調べ)

単著/編著5件
分担執筆書籍12件
博士学位論文5件
査読付き論文9件
紀要・報告書など23件
学会発表17件
研究会など38件
 合計109件

※メンバーによる成果一覧の詳細は、こちらのページをご覧ください。


■お問い合わせ

関西学院大学21世紀COEプログラム事務局
coejimukyoku (at) kwansei.ac.jp

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