AACoRE > Laboratories > Kamei's Lab > Index in Japanese
ILCAA
亀井伸孝の研究室
亀井伸孝

『支援のフィールドワーク: 開発と福祉の現場から』
もくじ

小國和子・亀井伸孝・飯嶋秀治編
京都: 世界思想社
2011年4月20日刊行

日本語 / English / Français
最終更新: 2011年6月3日

支援のフィールドワーク

■もくじ

『支援のフィールドワーク: 開発と福祉の現場から』
小國和子・亀井伸孝・飯嶋秀治編
京都: 世界思想社
2011年4月20日刊行

はじめに: 支援のある風景を描く……亀井伸孝・小國和子

1. つき動かされる: 緊急介入が求められる場

1章 占領下のパレスチナとの出会い……清末愛砂
パレスチナが与えた衝撃/支援にたずさわる決意/再訪: 呼びかけに応える/ある難民女性の語りから/難民の物語を聞き取る/不可視化された占領/ふたたびコミュニティに入る/私にとってのパレスチナ

2章 日本の児童福祉施設で……飯嶋秀治

ギターつま弾く背中/プロジェクトのはじまり/子どもたちとのあいだで揉まれる/職員たちとのあいだで関係調整する/参与観察できたこと/実践者とのあいだでつきあい方を工夫する/フィールドワークの豊かさ

[コラム]まきこまれていく人類学……清水展

2. 板ばさみになる: マジョリティ/マイノリティ間の葛藤の場
3章 精神障害をもつ人たちの隣へ……間宮郁子
代弁者でもなく、支援者でもない大学院生/「やどかりの里」の取り組み: ごく当たり前の生活を実現する/授産施設という居場所/社会的構築物としての病/立場の変化/みんなでパニックになった国際会議/等身大の人として出会う/多様な生き方という地平へ

4章 音声言語と手話のはざまで……亀井伸孝

「危険な研究」!?/世界の手話とろう者/手話の公認を求めるアフリカのろう者/コートジボワールの混迷する状況/現地が盛り上がり始める/外回りの仕事が増える/そして始まった手話の調査/報告集会での拍手/ジグソーパズルの一片になる

[コラム]ネパールの被差別カーストの運動に寄り添う……中川加奈子

3. ゆらぐ: 支援の役割がほころびる場
5章 チリの開発プロジェクトでの偶然の出会い……内藤順子
偶然、国際協力援助の現場に飛び込む/院内で放し飼いになる/「手ぶら」で歩き始める/「あたりまえ」に馴染めず悩む/日本人だけど、日本人じゃない/フィールドに出る/限られた資源で何ができるか/「他ならぬあなた」と出会う場で

6章 カンボジア農村でかかわりを模索する……小國和子

魚の缶詰をきっかけに/「支援者」として生きるわけではない/住民ニーズという障壁/苦し紛れのエントリー活動/「教えられません」と言える場で/生活に近づく場づくり/戸惑われたボールペン: かかわりが役割を生む

[コラム]鬼教師から人生相談、支援と調査の新たな関係性へ……石坂貴美

4. ひらかれる: 支援ということばが変わる場
7章 震災後の神戸・長田に生まれた多文化センター……吉野太郎
15年目の1月17日/震災後のたかとり教会につくられた救援基地/多言語のラジオ放送わぃわぃの始まり/ツール・ド・コミュニケーションの始まりと私/TCCの発足と組織を超えた交流/支援の転換と「私たち」のための場/FMわぃわぃの再建に向けた転機/新たな契機となったTCCの引っ越し/15年目の1月17日・ふたたび

8章 渋川のおばちゃんたちが挑む地域づくり……辰己佳寿子

「助けて」とは言いません/渋川に魅了される/帰ってきたくなる地域づくり/「キムチづくりを習いたい!」/フィールドワーカーの陶酔/いざ韓国へ! いきなり座禅?/あこがれの「地域」/さようなら韓国! 最終日の事故……/「もやもや」が晴れていく

[コラム]フィリピンの村で戦争被害を語り継ぐ……武田丈

5. はぐくまれる: 長期的な変化をともに待つ場
9章 ブルキナファソ農村の女性グループとともに……浅野史代
活動が見たい!/乾季への期待と現実/私にできることは……/活動再開にむけて/価格設定の場において/利益を追求できない理由/ねたみとともに歩む女性たち

10章 タンザニア農村の一時漂泊者……黒崎龍悟

招かれた村での発言/村人からの依頼/調査成果の報告会/「よくあるやり方」に回収される/報告会の「意図していなかった成果」/一時漂泊者としてのフィールドワーカー

[コラム]違った景色が見えてくる瞬間: ダッカでの実例……中田豊一

ブックガイド: 支援のフィールドワークを深めたい人へ……白石壮一郎

おわりに: 支援からみえるフィールドワーク……小國和子・亀井伸孝

謝辞

フィールドの場面さくいん

著者紹介



矢印このページのトップへ    亀井伸孝日本語の目次へ

All Rights Reserved. (C) 2003-2013 KAMEI Nobutaka
このウェブサイトの著作権は亀井伸孝に属します。