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亀井伸孝の研究室
亀井伸孝

『手の百科事典』

バイオメカニズム学会編
東京: 朝倉書店
2017年6月25日刊行

日本語 / English / Français
最終更新: 2017年8月18日

手の百科事典

朝倉書店『手の百科事典』刊行! (2017/06/25) 新着!

人間の動きや機能の中で最も複雑である「手」を対象として、構造編、機能編、動物編、人工の手編、生活編に分け、関連する項目を読み切り形式で網羅的に解説した。工学、医学、福祉、看護、スポーツなど、バイオメカニズム関連の専門家だけでなく、さまざまな分野の研究者、企業、技術者の方々が「手」について調べることができる内容となっている。さらに、解剖や骨格も含め「手の動きと機能」について横断的に理解でき、高度な知識も効果的に得られるよう構成されている。

編集部から
人間の動きや機能の中で最も複雑である"手"について網羅!
・構造、機能、動物、人工の手、生活の5つのパートから、手について横断的かつ総合的な知識を1冊で。
・ヒトや多様な動物、ロボットなど人工物、医療・芸術・スポーツ・編み物など、多様な場面の"手"を取り上げる。
・理工系・医学系の研究者から、関連するあらゆる職種・技術者の方まで、調べたい・知りたいすべての人の要望に応える。

編集者より
ヒトは直立二足歩行によって空いた手で狩猟を始めたことで、手を洗練させてきたと考えられている。獲物の解体に不可欠な"刃物"としての石器の製作と使用が、「掴み」と「摘み」を使い分けることのできる手を作りあげる結果になった。本書は、手の形態を扱った「構造編」、複雑で巧みな手の動きを実現している脳の神経・制御機構、上肢のダイナミクス・バイオメカニクス、感覚・知覚機能などに焦点を当てた「機能編」、ヒト以外の動物を対象にした「動物編」、義手やロボット等の人工の手の構造、制御法、センサ等を解説した「人工の手編」、日常生活や社会・文化の中で手が実際にどのように用いられているかに着目し解説した「生活編」に分かれている。芸術、スポーツ、ジェスチャー、手相、手品、フィクションなどの記述から、人間の文化の創造性は、まさしく手の働き抜きには語れないことが理解されるであろう。

■書誌情報
■リンク
■執筆者一覧
■もくじ

第I編 構造編 犬塚則久編集
第II編 機能編 伊藤宏司編集
第III編 動物編 犬塚則久編集
第IV編 人工の手編 金子真編集
第V編 生活編 亀井伸孝編集
■ちょっと立ち読み
■「手の遊び」(第V編「生活編」8章, pp.438-442, 亀井伸孝執筆)
■「手と暴力、犯罪、刑罰」(第V編「生活編」28章, pp.533-536, 亀井伸孝執筆)
■「手の拡張としての道具、手を模した道具」(第V編「生活編」29章, pp.537-540, 亀井伸孝執筆)
■「架空の生物、キャラクターの手」(第V編「生活編」40章, pp.582-584, 亀井伸孝執筆)
■関連日記


■書誌情報

書名: 『手の百科事典』
編者: バイオメカニズム学会
出版社: 東京: 朝倉書店
B5/608ページ/2017年6月25日刊行
ISBN978-4-254-10267-3 C3540
定価: 19,440円(本体18,000円+税)

■リンク

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■執筆者一覧

■編集委員(所属などは刊行当時のものです)
代表: 岡田守彦 筑波大学名誉教授/自然人類学

犬塚則久 古脊椎動物研究所/比較解剖学・古生物学
伊藤宏司 東京工業大学名誉教授/運動制御工学
金子真 大阪大学大学院工学研究科/ハイパーヒューマン工学
亀井伸孝 愛知県立大学外国語学部/文化人類学
菅野重樹 早稲田大学創造理工学部/ロボット工学
荻原直道 慶應義塾大学理工学部/バイオメカニクス
藤田欣也 東京農工大学大学院工学研究院/ヒューマンインターフェース

■執筆者(五十音順)
青木良輔、姉崎智子、阿部潔、有田祐二、安藤真太郎、井澤淳、石垣忍、井関和代、一島啓人、伊藤宏司、犬塚則久、今水寛、岩堀修明、岩田浩康、岩本光雄、宇野洋二、江木直子、大島光春、大須理英子、大高洋平、大沼克彦、大山卞圭悟、岡田弘隆、岡村喜明、荻野利彦、荻原直道、小俣透、片山正純、加藤公太、金子真、金子守恵、亀井伸孝、河合勝、河部壮一郎、川村卓、神原裕行、木下博、木下靖子、木村安气子、木村澄子、木村大治、木村敏之、熊倉博雄、黒須球子、小池康晴、河内まき子、小寺春人、小林康、五味裕章、近藤敏之、阪口豊、櫻田武、佐竹隆、佐藤たまき、渋谷恒司、白木仁、菅野重樹、菅原和孝、関昭郎、関和彦、高田明、竹川大介、多田充徳、田中雅一、土井幸輝、土岐田昌和、内藤栄一、内藤陽介、中務真人、中村美知夫、野坂利也、橋本康男、八田武志、林叔克、原田研介、仙乙恵美花、平沢達矢、平山廉、広瀬浩二郎、福田修、福村直博、藤田隆則、藤田祐樹、藤原慎一、細馬宏通、細谷聡、古沢仁、真家和生、松井芙美、宮木孝昌、宮田真也、村田哲、毛利哲也、森健人、森壮也、安生健、矢吹佳子、山田幸雄、渡辺哲陽、渡辺良夫


■もくじ

第I編 構造編 犬塚則久編集

1章 手骨 犬塚則久
2章 手の関節と靱帯 犬塚則久
3章 手内筋 小寺春人
4章 手外筋 小寺春人
5章 手の筋の作用 荻原直道
6章 手の運動 荻原直道
7章 デジタルハンド 河内まき子・多田光徳
8章 手の筋骨格モデル 荻原直道
9章 神経 小寺春人
10章 皮膚の感覚器 岩堀修明
11章 手の血管 宮木孝昌
12章 上肢の血管の発生 宮木孝昌
13章 手の発生 木村澄子
14章 指の発生 木村澄子
15章 爪の発生 木村澄子
16章 体表解剖 岩本光雄
17章 指紋 岩本光雄
18章 手の局所解剖 宮木孝昌
19章 古人類(猿人、原人)の手 中務真人
20章 人類の手の進化 中務真人
21章 手の年齢差 佐竹隆
22章 手の性差 佐竹隆
23章 力士の手形 犬塚則久
24章 手の破格と退化 犬塚則久
25章 手の先天異常(奇形) 荻野利彦

第II編 機能編 伊藤宏司編集

1章 運動制御系の機能構成 伊藤宏司
2章 小脳適応制御 小林康
3章 筋骨格制御系 関和彦
4章 感覚統合 内藤栄一
5章 手・腕の運動学 片山正純
6章 上肢ダイナミクス 井澤淳
7章 手先インピーダンス 五味裕章
8章 平衡点制御仮説 宇野洋二
9章 到達運動 神原裕行
10章 運動学習・適応 今水寛
11章 運動協応(運動協調) 阪口豊
12章 両手協調制御 櫻田武
13章 把持 福村直博
14章 道具操作 村田哲
15章 捕捉 小池康晴
16章 リズム運動 近藤敏之・林叔克
17章 形状知覚 土井幸輝
18章 重さ知覚 小池康晴
19章 幻肢 大須理英子・大高洋平

第III編 動物編 犬塚則久編集

1章 手の起源 平沢達矢
2章 両生類 平沢達矢
3章 化石水生爬虫類 佐藤たまき
4章 カメの手 平山廉
5章 ワニの手 青木良輔
6章 恐竜 藤原慎一
7章 鳥の翼 藤田祐樹
8章 有袋類 松井芙美
9章 異節類 森健人
10章 翼手類、皮翼類 土岐田昌和
11章 小獣類 犬塚則久・河部壮一郎
12章 霊長類 岩本光雄
13章 食肉類 江木直子
14章 鰭脚類 一島啓人
15章 クジラ類 木村敏之
16章 海牛類 古沢仁
17章 ゾウ(長鼻類) 犬塚則久
18章 奇蹄類 犬塚則久
19章 偶蹄類 姉崎智子
20章 手根骨の構成と進化 犬塚則久
21章 手根骨の形態と機能 犬塚則久
22章 中手骨 犬塚則久
23章 反芻類砲骨(第3・4中手骨) 大島光春
24章 恐竜と鳥の指骨の相同 平沢達矢
25章 指の進化と多様化 犬塚則久
26章 指節骨 犬塚則久
27章 鈎爪、扁爪、蹄 江木直子
28章 重量型 犬塚則久
29章 走行型 江木直子
30章 掘削性 森健人
31章 把握性の手 荻原直道
32章 飛行型 藤田祐樹
33章 遊泳型 犬塚則久
34章 接地様式 犬塚則久
35章 進化と適応 犬塚則久
36章 恐竜の手の足跡化石 石垣忍
37章 手の足跡化石と姿勢復元 石垣忍
38章 哺乳類の手の跡 岡村喜明
39章 哺乳類の手の跡の化石 岡村喜明
40章 無脊椎動物の「手」 犬塚則久

第IV編 人工の手編 金子真編集

1章 ロボットハンド 菅野重樹
2章 グリッパ 金子真
3章 ユニバーサルハンド 原田研介
4章 ロボット指 毛利哲也
5章 触覚センサ 金子真
6章 義手 横井浩史・矢吹佳子
7章 コスメティックカバー 野坂利也
8章 ソケット 野坂利也
9章 包み込み把握制御(パワーグラスプ) 小俣透
10章 操り制御 渡辺哲陽
11章 手腕協調制御 岩田浩康
12章 インタフェース 福田修
13章 筋電制御 福田修

第V編 生活編 亀井伸孝編集

1章 食べる手 木下靖子
2章 働く手 竹川大介
3章 糸つくりの手 井関和代
4章 縫製・編み物 真家和生
5章 石器作りの手 大沼克彦
6章 土器つくりの手 金子守恵
7章 子育ての手 高田明
8章 手の遊び 亀井伸孝 →【ちょっと立ち読み】
9章 手品 河合勝
10章 伝統芸能の手 藤田隆則
11章 ピアニストの手 木下博
12章 弦楽器の演奏 渋谷恒司
13章 ボールを握る手 川村卓
14章 グリップを握る手
 14.1 テニスラケットを握る手 山田幸雄
 14.2 卓球のラケットを握る手 安藤真太郎
 14.3 ゴルフグリップを握る手 白木仁
 14.4 野球のバットを握る手 川村卓
 14.5 槍投グリップを握る手 大山卞圭悟
 14.6 鉄棒・あん馬 渡辺良夫
15章 武道・格闘技の手
 15.1 剣道 有田祐二
 15.2 柔道 岡田弘隆
 15.3 弓道 細谷聡
16章 杖の握り 土井幸輝
17章 ジェスチャー 細馬宏通
18章 狩猟採集民の手ぶり 菅原和孝
19章 手話・ろう文化 森壮也
20章 書字 熊倉博雄
21章 点字 土井幸輝
22章 視覚障害者の「さわる文化」: 瞽女の手 広瀬浩二郎
23章 つなぐ手 高田明
24章 愛撫する手 田中雅一
25章 道具性と手性 木村大治
26章 インターフェイスとしての手 金子守恵
27章 IT社会における手と指 阿部潔
28章 手と暴力、犯罪、刑罰 亀井伸孝 →【ちょっと立ち読み】
29章 手の拡張としての道具、手を模した道具 亀井伸孝 →【ちょっと立ち読み】
30章 指輪 関昭郎
31章 ネイルアート 木村安气子
32章 手袋 橋本康男
33章 食品としての手 宮田真也・犬塚則久・黒須球子
34章 野生動物の手の使用 中村美知夫
35章 利き手 八田武志
36章 手相 仙乙恵美花
37章 手のモジュール 加藤公太
38章 「て」の言語学 安生健
39章 切手に描かれた手 内藤陽介
40章 架空の生物、キャラクターの手 亀井伸孝 →【ちょっと立ち読み】


■ちょっと立ち読み

亀井伸孝による執筆項目(4項目)の原稿の一部を抜粋して紹介します。詳しくは本書をご覧ください。


■「手の遊び」(第V編「生活編」8章, pp.438-442, 亀井伸孝執筆)

人間は、ホモ・サピエンス(知性のある人)であると同時に、ホモ・ファーベル(創る人)であり、ホモ・ロクエンス(言語を話す人)であり、またホモ・ルーデンス(遊ぶ人)でもある。遊びの領域においても、手は大きな働きをしている。

もっとも、手で遊ぶのは人間だけではない。たとえば、ニホンザルのコドモたちが枝を引きずって追いかけ合ったり、雪玉を作って転がしたりして遊ぶ光景が見られる。操作性の高い前肢を遊びに用いることは、いくつかの動物種において観察される。

人間の場合は、さらに多くの道具を複雑に組み合わせ、ことばを伴わせてルールを設け、多種多様な手の遊びを発達させた。本章では、手にまつわる遊びの数かずを紹介する。(…)

(以下、節タイトルを抜粋して表示)

■手と遊び、おもちゃの名称
■手のみで行う遊び
■勝敗のある手の競技
■アジア各地のじゃんけん
■手と紐が織りなすあやとりの世界
■そのほかの小道具を用いた手の遊び
■手の使用を禁止する遊び

挿図など

写真 形態模写「カエル」
写真 影絵「スネ夫の顔」
写真 おまじない「親指を隠す」
写真 ドイツにおける「フィンガー・ハーケルン」の選手権大会
図 マレーシアの五すくみのじゃんけん
写真 あやとり「ヒクイドリの罠」(パプアニューギニア)
写真 あやとり「赤ん坊占い」(アメリカ・カリフォルニア、先住民ワイラキ)
表 おもな手の機能と遊びの例

参照文献/資料

赤穂敞也. 2000.『再考 じゃんけんぽん』東京: 近代文藝社.
INAXギャラリー企画委員会. 2006.『世界あやとり紀行: 精霊の遊戯』東京: INAX出版.
大林太良・岸野雄三・寒川恒夫・山下晋司編. 1998. 『民族遊戯大事典』東京: 大修館書店.
寒川恒夫. 1998. 「じゃんけん」大林太良・岸野雄三・寒川恒夫・山下晋司編『民族遊戯大事典』東京: 大修館書店. 81-84.
国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)収蔵品
朝日新聞GLOBE「伝統の指相撲で流血も: ドイツで人気の真剣勝負」2014年11月2日 (2015年2月11日閲覧)


■「手と暴力、犯罪、刑罰」(第V編「生活編」28章, pp.533-536, 亀井伸孝執筆)

イエス・キリストが十字架で処刑されたとき、両の手のひらに釘を打ち付けられていたことは、受難の象徴として多くの人びとの記憶に刻まれているであろう。

手は、人間が環境や他者に働きかける重要な器官である。手は人びとを自由にし、子どもを育み、富を生みだした。一方で、手は数限りない人びとを傷付け、命を奪い、富を収奪した。また、そのような行為を防ぐためとして、他人の手の自由を奪うためのさまざまな道具が発明され、弾圧のために手の自由を奪い、傷つけることが行われてきた。

本章では、手が人間社会にもたらしてきた負の側面として、暴力、武器、犯罪、刑具、刑罰の話題を扱う。(…)

(以下、節タイトルを抜粋して表示)

■手による暴力
■手の拡張としての武器
■様式化された手の暴力:ジェスチャーとスポーツ
■手によるさまざまな犯罪
■お縄と手錠
■手と刑具、刑罰、拷問
■手に障害を負わせる刑罰
■手をもって手を制す

挿図など

写真 飲酒を静止する手のひらの記号
写真 手鎖(江戸時代)
写真 釣責拷具(つるしぜめごうぐ)
図 ブラックパワー・サリュート

参照文献/資料

明治大学博物館(東京都千代田区)収蔵品
「STOP!未成年者飲酒」(ビール酒造組合)


「手の拡張としての道具、手を模した道具」(第V編「生活編」29章, pp.537-540, 亀井伸孝執筆)

人は手に多くの機能をもたせ、物質文化を築いてきた。また、手の機能を拡張するさまざまな道具を発明し、物質文化を質、量ともに拡大した。国立民族学博物館や国立歴史民俗博物館には、古今東西の民具の膨大なコレクションがある。これらから見られる、手の拡張としての道具の数かずを見てみたい。

なお、手と道具の関係については、大きく分けて二つの方向性がある。ひとつは「手の自由を増す道具」であり、もうひとつは「手の自由を奪う道具」である。手は道具を自由に操作して世界を拡張するが、一方で、人の手をむしろ拘束し、危害を加える方向性の道具もある(手錠や刑具など)。本章では前者を扱うこととし、後者については「手と暴力、犯罪、刑罰」の項目(28章)で扱うこととする。(…)

(以下、節タイトルを抜粋して表示)

■世界の民具:手の機能の拡張
■手の形に類似した道具
■宗教的、呪術的な象徴としての手を模した道具
■現代の機器に見る手の拡張 (1):大型化/環境拡張
■現代の機器に見る手の拡張 (2):電子化/記号化
■常にモノを弄び続ける手

挿図など

表 手の機能とそれを拡張したと見られる民具の一覧
写真 世界各地の熊手(フランス、パキスタン、モンゴル、日本・大阪)
写真 藁算(わらざん)(沖縄)
写真 祈願用奉納物(ブラジル)
写真 ファティマの手(モロッコ・ベルベルのお守り)
写真 手型のお守り(エジプト)
写真 河伯(かはく)(河童)の手(新潟県燕市)
写真 巨大な手のオブジェ(インド・デリー空港)

参照文献/資料

INAXギャラリー企画委員会. 1997.『道具の謎とき: What is this?』東京: INAX出版.
国立民族学博物館(大阪府吹田市)収蔵品
国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)収蔵品
野外民族博物館リトルワールド(愛知県犬山市)収蔵品


■「架空の生物、キャラクターの手」(第V編「生活編」40章, pp.582-584, 亀井伸孝執筆)

「早く人間になりたい」のセリフで知られる妖怪人間は、3本指の手をもっていた(フジテレビ『妖怪人間ベム』)。バルタン星人の手はハサミ状をしていて、武器としての多様な機能をもつ(円谷プロ『ウルトラマン』シリーズ)。

人間は、自らの手を駆使して現実の生活文化を営むだけでなく、その想像力を活かして、架空の生物やキャラクターにもさまざまな手をもたせてきた。人の手に酷似したものもあれば、デフォルメされ、あるいは機能拡張された多種多様な手が創作されている。本章では、映画や文学、漫画、アニメ作品などの中で描かれてきた、架空の生物やキャラクターの手を見ていきたい。(…)

(以下、節タイトルを抜粋して表示)

■和解と癒しの手
■暴力と支配の手
■超常性と呪術性をおびる手
■武器に改造される手

挿図など

図1 ドラえもんのゴムまり状の手
図2 傷を癒すE.T.の手
図3 バルタン星人のハサミ状の手
図4 釈迦の手に落書きをする孫悟空(『西遊記』)

参照文献/資料

巖谷小波編. 1917. 『世界お伽噺: 合本 第1集』東京: 博文館. (国立国会図書館デジタルコレクション)

本章に登場するおもな架空の生物、キャラクターなど

妖怪人間/ドラえもん/E.T./キングコング/王蟲(触手)/『猿の惑星』のチンパンジー/火星人/エイリアン/ウルトラマン/バルタン星人/釈迦如来/怪物くん/寄生獣ミギー/千手観音/『ピーター・パン』の海賊フック船長/『サイボーグ009』のアルベルト・ハインリヒ/宇宙海賊のコブラ/巨神兵/ラピュタ王国のロボット兵/ガンダムシリーズのモビルスーツ/人型兵器エヴァンゲリオン


■関連日記

■朝倉書店『手の百科事典』刊行:いち編集委員より (2017/08/18)



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