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最終更新: 2007年11月20日

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■ワークショップの成果が本になります (2007年11月20日掲載)

2004年11月に始まり、のべ24件(予定を含む)の発表を迎えて断続的に行われてきた本COEワークショップ「多文化と幸せ」の成果が、世界思想社から刊行されることになりました。

多芸多才なフィールドワーカーたちが、世界各地で繰り広げてきた華麗なアクションの数かずが、一挙に公開されます。刊行は2008年3月の予定です。どうぞご期待ください。

(詳細は近日中にご紹介します)


■ワークショップを開催します (2007年7月30日掲載; 9月4日; 21日; 26日追記)

2007年度2回目のワークショップ「多文化と幸せ」を開催します。

■日時/場所
2007年9月30日 (日) 10:30-12:30
関西学院大学 大阪梅田キャンパス(KGハブスクエア大阪)14階 1404号室
[地図を見る]

※一般参加を歓迎いたします。参加無料、申し込み不要です。

■プログラム
内海博文(関西学院大学COE)
「それは『調査』か、と言われると: 大学やNPO・NGOが『研究』について考えさせてくれたこと」

#語るに足る「調査」実績が私にはまだない、と思う。WS(作業場)らしく、その私の研究プロセス自体をネタにして、参加者の方々と意見交換をしたい。

キーワード: 社会学、研究者、調査、映像、社会

内藤順子(日本女子大学; 日本学術振興会)
「専門知がせめぎ合うフィールド: <被開発者の幸せ>を求めて」

#諸専門家がせめぎあう開発援助の現場。一専門家として巻き込まれつつ、主役が置き去りにされがちな援助構造について、多角的に考える。

キーワード: 専門知、社会的リハビリテーション、複数の文脈を生きる個人、開発援助

コーディネータ: 武田 丈(関西学院大学COE)/亀井 伸孝(東京外国語大学AA研; 関西学院大学COE研究協力者)


■メンバーの関連成果コーナーを新設 (2007年7月26日掲載)

本ワークショップ「多文化と幸せ」のメンバーによる、発表と関連の深い研究成果を紹介するコーナーを新設しました。

メンバーの関連成果 (2007年7月25日調べ)


■ワークショップ要旨に加筆 (2007年6月22日掲載)

2007年6月17日 (日) 開催のワークショップにおける2つの報告について、コメントなどが加筆されました。

亀井伸孝(関西学院大学)
「講義室をフィールドに: 障害模擬体験ワークショップの功罪」

飯嶋秀治(九州大学)
「調査される『世界』を開く: 世界資本主義システム・再帰的近代化・連累」


■ワークショップを開催します (2007年6月6日掲載)

2007年度最初のワークショップ「多文化と幸せ」を開催します。

■日時/場所
2007年6月17日 (日) 10:00-12:00
西宮市大学交流センター 講義室1
阪急神戸線 西宮北口駅より北東へ徒歩2分 [地図]

※一般参加を歓迎いたします。参加無料、申し込み不要です。

■プログラム
亀井伸孝(関西学院大学)
「講義室をフィールドに: 障害模擬体験ワークショップの功罪」

#異文化理解を目的として行われるワークショップは、時に誤解を増幅することもある。障害模擬体験を事例としてその功罪を分析し、効果的な教え方について考える。

飯嶋秀治(九州大学)
「調査される『世界』を開く: 世界資本主義システム・再帰的近代化・連累」

#日本の都市から見る「世界」と、海外の辺境から見る「日本」は大きく異なる。調査「一歩前」の前提であり、「一歩前」の展望でもある彼我の関係について考える。
コーディネータ: 亀井 伸孝(関西学院大学社会学研究科COE特任准教授)


Advanced Social Research Online にペーパー2本掲載 (2007年5月15日掲載)

2007年3月11-12日に行われたワークショップの成果の一部が、関学COEのディスカッション・ペーパー・システム Advanced Social Research Online に掲載されました。全文は下記からご覧いただけます。

西 真如
「感染者と非感染者の幸福な関係?: エチオピアの農村社会でHIVウイルスとともに生きる人びとの排除とエンパワーメント」
(Advanced Social Research Online, Discussion Paper No.5, 2007年4月23日掲載)

寺尾 智史
「ポルトガル手話の現代史——非合法コミュニケーションの歩んだ道のり——」
(Advanced Social Research Online, Discussion Paper No.6, 2007年5月8日掲載)


■ワークショップを開催します (2007年2月28日掲載; 3月6日追記)

2007年最初のワークショップ「多文化と幸せ」を開催します。 [ちらし] (PDF)

■テーマ
「幸福を学ぶ/幸福と関わる: その方法と倫理」

■日時/場所
3月11日 (日) 13:00-17:45 関西学院会館 光の間 (下記の地図番号 (9))
3月12日 (月) 9:30-12:30 関西学院大学 池内記念館第1研究会室 (下記の地図番号 (35))
[関西学院大学西宮上ケ原キャンパス・構内地図]
[関西学院大学西宮上ケ原キャンパス・アクセスマップ]

■開催趣旨
文化的多様性を認めながら、それぞれの立場の幸福追求をひとしく実現させることは、まさしく「言うは易く行うは難い」ことです。フィールドで時間をかけて行う調査は、その手がかりを与えてくれるでしょうか。また、それはどのような方法と倫理において行われるのが望ましいのでしょうか。

文化の多様性を念頭におきつつ、「幸福/不幸を知ること」(調査し理解する)、「幸福の増進/不幸の軽減を実践すること」(提言し協働する)のいずれかに深く関わる調査や活動の事例をもちより、社会調査と現場の幸福な出会いを考えます。今回は研究成果もさることながら、「どのように行うか(方法と倫理)」を焦点にしてみたいと思います。

※一般参加を歓迎いたします。参加無料、申し込み不要です。

■プログラム
「ワークショップの趣旨説明」(3/11日, 13:00-13:30, 関西学院会館)

亀井 伸孝(関西学院大学COE; ワークショップコーディネータ)

□セッション1:「共存と寛容の社会調査」(3/11日, 13:30-15:30, 関西学院会館)

司会: 丸山 淳子(京都大学)
コメンテータ: 亀井 伸孝(関西学院大学COE); 竹中 克久(関西学院大学COE)

寺尾 智史(京都大学大学院人間・環境学研究科)
「ポルトガル手話の現代史: 非合法コミュニケーションの歩んだ道のり」
#ポルトガルでは、半世紀にわたって独裁政が敷かれたが、その間、手話が禁止された。非合法となった手話が蒙った、現在に及ぶ影響について報告する。

内藤 直樹(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
「北ケニア牧畜社会における“他者”との共存の技法: 隣接集団間の関係と移動をめぐる人びとの語りから」
#民族集団間の関係が錯綜し、集団のアイデンティティも流動的な北ケニアの牧畜社会における、人びとの協同的な行為や関係形成の様態を分析する

□セッション2「フィールドにおける身体とスティグマ」(3/11日, 15:45-17:45, 関西学院会館)

司会: 飯嶋 秀治(熊本学園大学)
コメンテータ: 岩佐 将志(関西学院大学COE); 林 怡蓉(関西学院大学COE)

有薗 真代(京都大学大学院文学研究科)
「嘘をつく、夢をみる:『性同一性障害』者と『ハンセン病』者の語りから」
#人は、常に的確に、本当のことだけを語るわけではない。本報告では、偽って喋る、記憶を違えて喋る、あるいは期待を込めて喋るということの、社会的意味について考えてみたい。

西 真如(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
「感染者と非感染者の幸福な関係?: エチオピアの農村社会に生きるHIV感染者の排除とエンパワーメント」
#HIV予防のための結婚前検査を推進する住民組織の活動を紹介し、農村社会の健康と、感染者のエンパワーメントという二つの課題の矛盾について考える。

□セッション3「関与と協働のエスノグラフィー」(3/12月, 9:30-12:30, 池内記念館)

司会: 西崎 伸子(福島大学)
コメンテータ: 中川 加奈子(関西学院大学社会学研究科); 板野 美紀(関西学院大学COE); 浜田 宏(関西学院大学社会学部)

黒崎 龍悟(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
「『農村開発』の担い手としての研究者の可能性について: タンザニアにおけるフィールド・ワークの事例から」
#「実践」を標榜しないフィールド・ワークをおこなう研究者がどのようにして「農村開発」という「実践」と関わることができるのかについて議論する。

吉野 太郎(関西学院大学総合政策学部)
「大学と連携した途上国地方公教育環境におけるデジタルデバイド解消について: モンゴルへの中古PC寄贈とオープンソースソフトウェア(OSS)の活用の実証評価研究」
#関学大が2006年モンゴル文部科学文化省等を通じ地方の公立学校へ中古PC100セットを寄贈したプロジェクトのプロセスの評価報告をOSSの活用効果に触れつつ行う。

白石 壮一郎(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
「『人間の安全保障』そして『人権』: 人類学的介入の試み」
#近年の研究動向を紹介しながら、国際開発援助のディスコースとなった「人間の安全保障」、「人権」概念への人類学的な接近と介入の可能性を述べます。

コーディネータ: 亀井 伸孝(関西学院大学社会学研究科COE特任助教授)


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