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亀井伸孝の研究室
亀井伸孝

おもな業績の一行要旨

亀井伸孝による

日本語 / English / Français
最終更新: 2019年8月13日

[研究業績一覧 (刊行)] [研究業績一覧 (発表)] [おもな業績の一行要旨]

これまでの私のおもな業績(著書や論文)の内容を、一行で紹介しています。もっと知りたい方は、書店や図書館などでお手に取ってくださいましたら幸いです。

編著書
辞典/事典編纂
学術論文 (査読あり)
辞典/事典執筆

■刊行の年月日 [執筆の使用言語] を示しています。


編著書

■2017年10月25日 [日本語]
清水貴夫・亀井伸孝編. 2017. 『子どもたちの生きるアフリカ: 伝統と開発がせめぎあう大地で』京都: 昭和堂.
[全体編集および以下のふたつの執筆を担当「はじめに: 子どもたちを主役にしてアフリカを描く」(i-vi); 「学校と遊びの今昔: カメルーンの狩猟採集民バカ (2)」(128-145)]
[総ページ数: 304ページ]

 → アフリカの多様な環境と文化のなかで、子どもたちはいろいろな遊び方、学び方、育ち方をしている。

■2016年2月18日 [日本語]
亀井伸孝. 2016. 「セネガルにおける障害者の政策と生活: 「アフリカ障害者の10年」地域事務局と教育、運動、労働」森壮也編『アフリカの「障害と開発」: SDGsに向けて』(研究双書 No. 622) 千葉: 日本貿易振興機構アジア経済研究所. 195-235.

 → アジ研共同研究で行ったセネガル調査の報告。どのように手に職を付けて働いているのかを中心に。

■2015年3月20日 [日本語]
亀井伸孝. 2015. 「さまざまな体、さまざまな文化」道信良子編『いのちはどう生まれ、育つのか: 医療、福祉、文化と子ども』(岩波ジュニア新書 799) 東京: 岩波書店. 1-13.

 → 「身体よりも脳が先に成長する人たち」という自然人類学のまなざしで、子ども期の意味をとらえ直す。

■2015年3月20日 [日本語]
亀井伸孝. 2015.「アフリカとヨーロッパ: 人種主義と収奪の諸世紀を越えて」竹中克行編『グローバル化と文化の境界: 多様性をマネジメントするヨーロッパの挑戦』京都: 昭和堂. 131-147.

 → ヨーロッパとの関わりを中心にしたアフリカ史概説。

■2014年7月23日 [日本語]
亀井伸孝. 2014.「障害」山下晋司編『公共人類学』東京: 東京大学出版会. 121-137.

 → 「多様な身体に多様な文化が宿る」という、二重の多様性を踏まえた新しい人間観を提唱する。

■2013年4月19日 [日本語]
野外民族博物館リトルワールド監修. 株式会社童夢編集制作. 2013. 「カメルーン: 森の中の葉っぱドーム」『ユニークな家、大集合: 世界の住まい大図鑑: 地形・気候・文化がわかる』東京; 京都: PHP研究所. 34-35.
[写真提供・取材協力]

 → ピグミー系狩猟採集民バカの家屋の写真と解説を提供、そのページを監修。

■2013年4月20日 [日本語]
木村大治・森田真生・亀井伸孝. 2013.「数学における身体性」菅原和孝編『身体化の人類学: 認知・記憶・言語・他者』京都: 世界思想社. 42-75.
[共著, イラストも担当]

 → 数学者たちの会話と身振りを観察して分析した民族誌。数学者の文化はディープです。

■2013年3月30日 [日本語]
亀井伸孝. 2013. 「フィールドワーカーと少数言語: アフリカと世界の手話話者とともに」赤嶺淳編『グローバル社会を歩く: かかわりの人間文化学』(名古屋市立大学人間文化研究叢書3) 東京: 新泉社. 200-237.

 → 少数言語を身に付けたフィールドワーカーだからこそできる、10のアクション。ことばを通じたつながりあいを大切に。

■2011年4月20日 [日本語]
小國和子・亀井伸孝・飯嶋秀治編. 2011.『支援のフィールドワーク: 開発と福祉の現場から』京都: 世界思想社.
[編集および以下の執筆を担当: 「はじめに: 支援のある風景を描く」(1-11); 「4章 音声言語と手話のはざまで」(76-98); 「おわりに: 支援からみえるフィールドワーク」(235-244)]
[総ページ数: 264ページ]

 → 支援も調査も、根は同じ。その場にいることの意味は、その場で生まれます。

■2010年11月2日 [日本語]
亀井伸孝. 2010.「コートジボワールの障害者の生計: 公務員無試験採用制度の達成と課題を中心に」森壮也編『途上国障害者の貧困削減: かれらはどう生計を営んでいるのか』東京: 岩波書店. 187-211.
[2011年度国際開発学会賞特別賞受賞]

 → アジ研共同研究の成果で、コートジボワール初の障害者調査報告。参与観察も大いに活用。

■2010年9月20日 [日本語]
亀井伸孝. 2010.「少数言語としての手話、少数文字としての点字: 多数派との共存のための戦略」広瀬浩二郎編『万人のための点字力入門: さわる文字から、さわる文化へ』東京: 生活書院. 151-162.

 → 点字は文字、手話は言語で、別物です。両方をひっくるめず、それぞれの特性を丁寧に学ぼう。

■2010年3月31日 [日本語]
亀井伸孝. 2010.「実感されるろう文化: コミュニケーションの逸脱の事例」木村大治・中村美知夫・高梨克也編『インタラクションの境界と接続: サル・人・会話研究から』京都: 昭和堂. 110-121.
[さらに巻末用語集の以下の項目を坊農真弓と担当:「手話(手話言語)」「日本手話」「アメリカ手話」「ろう文化」「ろう者」]

 → ろう文化の機能主義的な理解をやめ、観察して記載する作業をきちんとやろう。

■2010年3月25日 [日本語]
亀井伸孝. 2010.「『子どもの民族誌』の可能性を探る: 狩猟採集民バカにおける遊び研究の事例」木村大治・北西功一編『森棲みの社会誌: アフリカ熱帯林の人・自然・歴史 II』京都: 京都大学学術出版会. 281-296.
[編集委員会メンバー]

 → 他者理解の基本に立ち返ろう。文化相対主義を必要とするフィールドはすぐそこにあるのです!

■2010年2月20日 [日本語]
亀井伸孝. 2010.『森の小さな〈ハンター〉たち: 狩猟採集民の子どもの民族誌』京都: 京都大学学術出版会.
[総ページ数: 306ページ]

 → カメルーンの狩猟採集民の子どもたちに、人類学者が弟子入り。密林を駆け回る子どもたちの民族誌。

■2009年8月19日 [日本語原文; 韓国語に翻訳]
秋山なみ・亀井伸孝. 2009.「韓国語版への序」『手話でいこう: ろう者の言い分 聴者のホンネ』(韓国語版, ソ・ヘヨン訳) 韓国, ソウル: サミン.

 → ろう者と聴者という異文化夫婦のエッセイ集、初の翻訳。韓国のみなさんへのメッセージ。

■2009年6月30日 [日本語]
亀井伸孝編. 2009.『遊びの人類学ことはじめ: フィールドで出会った〈子ども〉たち』京都: 昭和堂.
[編集および以下の執筆を担当: 「はじめに: 遊びを人類学してみよう」(iii-ix); 「人の遊びをどうとらえるか: 遊び論の二つの系譜」(1-20); 「森に遊び森に学ぶ: 狩猟採集民の子どもの遊び」(39-79); 「あとがき」(200-203)]
[総ページ数: 208ページ]

 → 人も遊び、動物も遊ぶ。文化人類学者と動物学者が一緒に作った「遊びの人類学」へのいざないの本。

■2009年6月19日 [日本語]
亀井伸孝. 2009.『手話の世界を訪ねよう』(岩波ジュニア新書 630) 東京: 岩波書店.
[総ページ数: 219ページ]
[厚生労働省「児童福祉文化財」推薦図書]

 → 手話とろう者の文化を、どのように理解したらいいだろう。文化人類学者がやさしく語ります。

■2009年4月30日 [日本語]
亀井伸孝. 2009.「アメリカ手話とフランス語の接触が生んだ手話言語: フランス語圏西・中部アフリカ」梶茂樹・砂野幸稔編『アフリカのことばと社会: 多言語状況を生きるということ』東京: 三元社. 519-551.

 → 仏語圏アフリカで生まれた接触手話言語の分布域に、フランス手話が導入されてややこしいことになっている。

■2009年4月10日 [日本語]
亀井伸孝. 2009.「言語と身体の違いを越えて関係を構築する: アフリカのろう者コミュニティにて」箕浦康子編
『フィールドワークの技法と実際 II: 分析・解釈編』京都: ミネルヴァ書房. 74-90.

 → 研究者が自ら手話を覚えて話そう。フィールドワークの教科書に載った手話研究の倫理。

■2009年3月 [日本語]
渡辺一夫 (著), 亀井伸孝 (監修). 2009.『体験取材! 世界の国ぐに (42) カメルーン』東京: ポプラ社.
[総ページ数: 47ページ]

 → カメルーンの森で、町で、村で暮らす子どもたち。笑顔いっぱいの写真絵本。

■2008年7月31日 [フランス語圏アフリカ手話 (LSAF), フランス語, 日本語]
Kamei, Nobutaka. 2008. On va signer en Langue des Signes d'Afrique Francophone! Fuchu : Institut de recherche sur les langues et cultures d'Asie et d'Afrique, Université des langues étrangères de Tokyo.
[total : 100 pages]
[亀井伸孝. 2008. 『フランス語圏アフリカ手話で話そう!』府中: 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所. ]
[総ページ数: 100ページ]

 → 世界初のフランス語圏アフリカ手話の入門書。文法解説、練習問題、アフリカろう文化コラムつき。

■2008年3月19日 [日本語]
亀井伸孝. 2008.「ろう者と手話 (アフリカ研究者にきいてみよう: インタビューで読むアフリカのいま)」山田肖子編『アフリカのいまを知ろう』(岩波ジュニア新書 588) 東京: 岩波書店. 135-152.

 → どうしてアフリカに?今の研究をするようになったきっかけと魅力を語る。

■2008年3月31日 [日本語]
武田丈・亀井伸孝編. 2008.『アクション別フィールドワーク入門』京都: 世界思想社.
[編集および以下の執筆を担当: 「はじめる: アクションから見えるフィールドワーカーの姿」(1-9); 「コラム1: 手話の世界に飛びこんだ頃」(44-45); 「4-2: 異文化理解の姿勢を教室で教える: ろう者の文化を学ぶワークショップ」(125-139); 「あとがき」(260-262)]
[総ページ数: 270ページ]

 → え、こんなことまでするの?多芸なフィールドワーカーたちの実像をあまさず紹介。

■2008年2月20日 [日本語]
亀井伸孝. 2008.「ろう者における人間開発の基本モデル: アフリカのろう教育形成史の事例」森壮也編『障害と開発: 途上国の障害当事者と社会』(研究双書 No. 567) 千葉: 日本貿易振興機構アジア経済研究所. 201-228.

 → ろう者の人間開発は、手話言語集団のエンパワーメントで行うのがもっとも早い。

■2007年12月15日 [日本語]
亀井伸孝. 2007.「知識資源としての手話」ダニエルス, クリスチャン編『知識資源の陰と陽 (『資源人類学』シリーズ第3巻)』東京: 弘文堂. 93-125.

 → ろう者の手話は、世代を超えて知識や経験を蓄積してきた知識資源です。

■2007年3月30日 [日本語]
亀井伸孝. 2007.「ろう者コミュニティと手話」落合雄彦・金田知子編『アフリカの医療・障害・ジェンダー: ナイジェリア社会への新たな複眼的アプローチ』(龍谷大学国際社会文化研究所叢書 4) 京都: 晃洋書房. 157-184.

 → ナイジェリアのろう者社会と手話の50年にわたる動態史を描く。

■2007年2月 [英語]
Kamei, Nobutaka. 2007. Drawing sketches in the field: Sketch literacy for social research. In: Furukawa, Akira ed. Frontiers of social research: Japan and beyond. Melbourne: Trans Pacific Press. 72-99.
[亀井伸孝. 2007. 「フィールドで絵を描こう: 社会調査におけるスケッチ・リテラシー」古川彰編『社会調査のフロンティア: 日本とその先へ』メルボルン: Trans Pacific Press. 72-99. ]

 → 社会科学教育におけるスケッチリテラシーの重要性を論じる。

■2006年12月25日 [日本語, アメリカ人による英文の日本語訳の章を含む]
亀井伸孝. 2006.『アフリカのろう者と手話の歴史: A・J・フォスターの「王国」を訪ねて』東京: 明石書店.
[総ページ数: 254ページ]
[2007年度国際開発学会奨励賞受賞]

 → かつてアフリカにろう者たちが営む世界最大級のろう教育事業があった。

■2006年6月 [英語]
Kamei, Nobutaka. 2006. Language and well-being: Three basic essentials of linguistic rights. In: Kosaka, Kenji ed. A sociology of happiness: Japanese perspectives. Melbourne: Trans Pacific Press. 99-117.
[亀井伸孝. 2006. 「言語と幸せ: 言語権における三つの基本要件」高坂健次編『幸福の社会学: 日本の視点』メルボルン: Trans Pacific Press. 99-117. ]

 → 音声言語と手話言語の両方を含む、新しい言語政策を展望。

■2006年3月 [日本語]
亀井伸孝. 2006.「Lesson 8 背景的知識『手話』」New Crown 編集委員会編『New Crown English Series, New Edition 3, Teacher's Manual 2』東京: 三省堂. 253-258.

 → 手話って何?英語の先生のための、10分で読める手話の解説。

■2005年8月 [英語]
Kamei, Nobutaka. 2005. Play among Baka children in Cameroon. In: Hewlett, Barry S. and Michael E. Lamb eds. Hunter-gatherer childhoods: Evolutionary, developmental & cultural perspectives. New Brunswick, NJ: Transaction Publishers. 343-359.
[亀井伸孝. 2005. 「カメルーンにおけるバカの子どもたちの遊び」Hewlett, Barry S., Michael E. Lamb 編『狩猟採集民の子ども: 進化、発達、文化の視点』New Brunswick, NJ: Transaction Publishers. 343-359. ]

 → 遊んでいるだけで教育になる?熱帯雨林の子どもたちの文化。

■2004年12月30日 [日本語]
秋山なみ・亀井伸孝. 2004.『手話でいこう: ろう者の言い分 聴者のホンネ』京都: ミネルヴァ書房.
[総ページ数: 232ページ]

 → 音声と手話、二つの世界の接点を描く異文化夫婦エッセイ。

■2004年6月 [日本語]
亀井伸孝. 2004.「ミャンマーの手話: 単一の言語か、二つの言語か」財団法人全日本ろうあ連盟日本手話研究所外国手話研究部編.『アジアの手話 第5集』東京: 財団法人全日本ろうあ連盟日本手話研究所. 10-19.
[編集委員会メンバー]

 → 南北二大都市に二つの手話がある?2003年の現地調査報告。

■2001年12月10日 [日本語]
亀井伸孝. 2001.「狩猟採集民バカにおけるこどもの遊び」市川光雄・佐藤弘明編『森と人の共存世界 (講座・生態人類学 2)』京都: 京都大学学術出版会. 93-139.

 → 森の狩猟採集民のこどもたちの遊びを85種類紹介。写真入り。

■2000年2月28日 [日本語]
亀井伸孝. 2000.「もうひとつの多言語社会: カメルーン共和国におけるろう教育とろう者の言語」編集委員会代表: 仲村優一・一番ヶ瀬康子『世界の社会福祉 11 アフリカ・中南米・スペイン』東京: 旬報社. 83-108.

 → アメリカ手話とフランス手話、二つの手話が導入された国の歴史。


辞典/事典編纂

■2017年6月25日 [日本語] 新着!
亀井伸孝. 2017. 「序文」「手の遊び」(pp.438-442), 「手と暴力、犯罪、刑罰」(pp.533-536), 「手の拡張としての道具、手を模した道具」(pp.537-540), 「架空の生物、キャラクターの手」(pp.582-584) バイオメカニズム学会編『手の百科事典』東京: 朝倉書店.
[編集委員, 「第5編: 生活編」編集担当, 4件の記事寄稿者, 序文の一部分作成者]
[総ページ数: 608ページ]

 → 人間にとっての手の重要さがよくわかる百科事典。「生活編」(全40章) の編集を担当。

■2012年9月 [フランス語圏アフリカ手話 (LSAF), フランス語, 英語]
Sanogo, Yédê Adama ed. Superviseur : Kamei, Nobutaka. 2012. Ecoute mes mains : dictionnaire de langue des signes. Abidjan, Côte d'Ivoire : EDILIS.
[total : 362 pages]
[Sanogo, Yédê Adama 編. 亀井伸孝監修. 2012. 『私の手を聴いて: 手話辞典』コートジボワール, アビジャン: EDILIS. ]
[総ページ数: 362ページ]

 → コートジボワールで初めて編纂された手話辞典。アフリカのろう者によるイラスト1,300件。

■2008年7月31日 [フランス語圏アフリカ手話 (LSAF), フランス語, 日本語]
Kamei, Nobutaka ed. 2008. DVD : Langue des Signes d'Afrique Francophone (LSAF). Fuchu : Institut de recherche sur les langues et cultures d'Asie et d'Afrique, Université des langues étrangères de Tokyo.
[le dictionnaire et le manuel scolaire de la Langue des Signes d'Afrique Francophone (LSAF)]
[亀井伸孝編. 2008. 『DVD : フランス語圏アフリカ手話 (LSAF)』. 府中: 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所. ]
[「フランス語圏アフリカ手話」動画辞典・教材]

 → 世界初の仏語圏アフリカ手話のDVD動画辞典。会話スキットやあいさつ表現、文法例文集も。動画3,300件。


学術論文 (査読あり)

■2018年6月14日 [日本語]
亀井伸孝. 2018. 「「人種」と「人種主義」をめぐる博物館展示の動向: フランスの人類博物館とアメリカ人類学会の展示会の事例」『国立民族学博物館研究報告』42巻4号: 449-474.
[全文を読む (PDF)]

 → フランスでもアメリカでも、人類学ががんばって「人種概念はフィクションだ」という教育的な展示をしていた。

■2017年12月7日 [英語]
Kamei, Nobutaka. 2017. Anthropological research on sign languages in French-speaking West and Central Africa. Dans : Carnets de chercheurs. La Fondation France-Japon (FFJ) de l'Ecole des Hautes Etudes en Sciences Sociales (EHESS) (http://ffj.ehess.fr/index/article/353/anthropological-research-on-sign-languages-in-french-speaking-west-and-central-africa.html, le 7 décembre 2017).
[亀井伸孝. 2017.「フランス語圏西・中部アフリカにおける手話言語に関する人類学的研究」『研究者日記』社会科学高等研究院 (EHESS) 日仏財団 (FFJ) (http://ffj.ehess.fr/index/article/353/anthropological-research-on-sign-languages-in-french-speaking-west-and-central-africa.html, 2017年12月7日). ]

 → EHESS 客員研究員として執筆したウェブ掲載論文。自身によるアフリカの手話言語研究の達成を紹介。

■2017年3月17日 [英語]
Sanogo, Yédê Adama & Nobutaka Kamei. 2017. Promotion of sign language research by the African Deaf community: Cases in French-speaking West and Central Africa. In: Kaji, Shigeki ed. Proceedings of the 8th World Congress of African Linguistics. Fuchu: Research Institute for Languages and Cultures of Asia and Africa, Tokyo University of Foreign Studies. 411-424.
[サノゴ, イェデ・アダマ, 亀井伸孝. 2017. 「アフリカろう者コミュニティによる手話言語研究の促進: フランス語圏西・中部アフリカの事例」『第8回世界アフリカ言語学会議報告書』府中: 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所. 411-424. ]
[全文を読む] (東京外国語大学リポジトリで公開予定, PDF)
[全文を読む] (PDF)
[日本語版 (2015)] [フランス語版 (2019)]

 → 世界アフリカ言語学会議・京都大会での全体講演をもとにした共著論文。コートジボワールでの達成を中心に。

■2013年9月30日 [日本語]
飯嶋秀治・清水貴夫・小泉潤二・今中亮介・亀井伸孝・國弘暁子・鈴木伸枝・井本由紀・山本真鳥. 2013. 「資料と通信: 国際人類学民族科学連合中間会議2012報告」『文化人類学』(日本文化人類学会) 78-2: 278-283.

 → インドで開催された人類学の国際会議の参加報告。アフリカ子ども学のセッション報告も含む。

■2011年7月10日 [日本語]
亀井伸孝. 2011.「人類学と開発研究: 「障害と開発」研究との対話」(特集「人類学を/で豊かにすること: 他領域との関係から人類学の拡張可能性を考える」)『九州人類学会報』(九州人類学研究会) 38: 89-94.

 → アジ研の開発研究に参加した文化人類学者は、いろんな手みやげをもらって帰ってきた。

■2009年9月30日 [日本語]
亀井伸孝. 2009.「フランス語圏アフリカ手話の研究: DVD手話辞典制作と成果還元の課題」『民族紛争の背景に関する地政学的研究 (LiCCOSEC)』(大阪大学世界言語研究センター) 8 (平成20年度報告書): 367-380.

 → 東京外大で開発した世界初の「フランス語圏アフリカ手話」DVD手話辞典の制作ノウハウを一挙公開。

■2009年7月12日 [日本語]
亀井伸孝. 2009.「少数言語とフィールドワーク: 調査者のアクションと倫理の検討」(特集「アクションを待つフィールド」)『九州人類学会報』(九州人類学研究会) 36: 14-25.

 → マイノリティとおつきあいする研究者は、教わった言語を活かしていろんなことをする。

■2008年9月14日 [日本語, 英語要旨付き]
亀井伸孝. 2008.「カメルーンのろう者コミュニティ: アフリカろう者民族誌試論」『手話学研究』(日本手話学会) 17: 99-112.

 → 多くの手話が分布するアフリカのろう文化をどう書くか。カメルーンでの民族誌試論。

■2006年11月 [英語, フランス語語要旨付き]
Kamei, Nobutaka. 2006. The birth of Langue des Signes Franco-Africaine: Creole ASL in West and Central French-speaking Africa. In: Online conference paper of Languages and Education in Africa Conference (LEA2006). Oslo, Norway: University of Oslo.
[亀井伸孝. 2006. 「フランコ・アフリカ手話の誕生: フランス語圏西・中部アフリカにおけるクレオールアメリカ手話」アフリカ言語・教育会議 (LEA2006) オンライン論文集. ノルウェー, オスロ: オスロ大学. ]

 → 仏語圏アフリカに分布するピジンアメリカ手話の特徴と歴史的背景。

■2005年3月 [日本語, 英語要旨付き]
亀井伸孝. 2005.「フィールドで絵を描こう: 社会調査のためのスケッチ・リテラシー」『先端社会研究』(関西学院大学21世紀COEプログラム) 2: 95-125.

 → 調査でスケッチをする六つの利点を指摘、教育への導入を提言。

■2004年12月 [日本語, 英語要旨付き]
亀井伸孝. 2004.「言語と幸せ: 言語権が内包すべき三つの基本的要件」『先端社会研究』(関西学院大学21世紀COEプログラム) 1: 131-157.

 → なぜ手話を国家の公用語にすべきか。根拠を理論的に示す。

■2004年3月31日 [日本語, 英語要旨付き]
亀井伸孝. 2004.「アフリカの手話言語」『アフリカ研究』(日本アフリカ学会) 64 (2004年3月): 43-64.

 → 世界初のアフリカ手話言語地図を試作、発表。

■2003年3月 [日本語]
亀井伸孝. 2003.「アフリカろう教育の父フォスター」『アフリカレポート』(日本貿易振興会アジア経済研究所) 36 (2003年3月): 36-39.

 → アフリカでろう教育を広めた米黒人ろう者フォスター博士の評伝。

■2002年3月25日 [日本語, 英語の章を含む]
亀井伸孝. 2002.「狩猟採集民バカにおけるこどもの日常活動と社会化過程に関する人類学的研究」京都大学博士学位論文. 京都: 京都大学大学院理学研究科 (2002年3月25日, 理博第2502号).

 → 遊びながら狩猟採集を覚える森のこどもたちの文化を記載、分析。

■2001年3月 [英語]
Kamei, Nobutaka. 2001. An educational project in the forest: Schooling for the Baka children in Cameroon. In: African Study Monographs. Supplementary Issue 26 (2001): 185-195.
[亀井伸孝. 2001. 「森の中の教育プロジェクト: カメルーン、バカの子どもたちにおける学校教育」African Study Monographs. Supplementary Issue 26 (2001): 185-195. ]

 → 森の遊動民の子供たちは学校に通うか。伝統と近代の接触と葛藤。


辞典/事典執筆

■2018年11月30日 [日本語]
亀井伸孝. 2018. 「文化特異性障害」国際開発学会編. 編集委員長: 高橋基樹『国際開発学事典』東京: 丸善出版. 32-33.

 → 国際開発学会創立30周年記念出版の事典。文化と障害と開発の関係を2ページで概説した。

■2014年7月10日 [日本語]
亀井伸孝. 2014.「手話」(190-191); 「身体技法」(694-695) 国立民族学博物館編. 杉本良男編集委員長『世界民族百科事典』東京: 丸善出版.

 → みんぱく創設40周年記念出版の事典。「民族」概念とろう者のテーマを理論的に整理した。身体技法から見る民族観などにも言及。

■2014年6月30日 [日本語]
亀井伸孝. 2014.「手話」日本アフリカ学会編. 編集委員代表: 寺嶋秀明『アフリカ学事典』京都: 昭和堂. 116-119.

 → 日本アフリカ学会設立50周年記念出版の百科事典、「言語」の部に「手話」の項目掲載。

■2010年11月25日 [日本語]
亀井伸孝. 2010.「コラム・アフリカの手話」(155-156); 「言語」のうち「手話言語」(156-157); 「フォスター (Andrew Jackson Foster)」(335) 小田英郎・川田順造・伊谷純一郎・田中二郎・米山俊直監修『新版アフリカを知る事典』東京: 平凡社.

 → アフリカに関する百科事典に、「手話言語」の項目とその関連分野の記事が初めて掲載。

■2009年1月25日 [日本語]
亀井伸孝. 2009.「手話」日本文化人類学会編『文化人類学事典』東京: 丸善. 502-503.

 → 日本で初めて「手話」を立項した文化人類学事典。さくいんに「ろう者コミュニティ」「聴者」「ろう文化」など。


このページをつくったきっかけ

■1行の美学 (2005/09/12)



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