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おもな業績の一行要旨

最終更新: 2010年5月9日

これまでの私のおもな業績(著書や論文)の内容を、一行で紹介しています。もっと知りたい方は、書店や図書館などでお手に取ってくださいましたら幸いです。

辞典編纂
辞典/事典執筆
編著書
学術論文
報告書・紀要論文

■刊行/発表の年月日 [執筆/発表の使用言語] を示しています。

[研究業績一覧]


辞典編纂

■2008年7月 [フランス語圏アフリカ手話 (LSAF), フランス語, 日本語]
亀井伸孝編. 2008. DVD : Langue des Signes d'Afrique Francophone (LSAF). 府中: 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所. [「フランス語圏アフリカ手話」動画辞典・教材]

 → 世界初の仏語圏アフリカ手話のDVD動画辞典。会話スキットやあいさつ表現、文法例文集も。動画3,300件。


辞典/事典執筆

■2009年1月 [日本語]
亀井伸孝. 2009.「手話」日本文化人類学会編『文化人類学事典』東京: 丸善. 502-503.

 → 日本で初めて「手話」を立項した文化人類学事典。さくいんに「ろう者コミュニティ」「聴者」「ろう文化」など。


編著書

■2010年3月31日 [日本語]
亀井伸孝. 2010.「実感されるろう文化: コミュニケーションの逸脱の事例」木村大治・中村美知夫・高梨克也編『インタラクションの境界と接続: サル・人・会話研究から』京都: 昭和堂. 110-121. [さらに巻末用語集の以下の項目を坊農真弓と担当:「手話(手話言語)」「日本手話」「アメリカ手話」「ろう文化」「ろう者」]

 → ろう文化の機能主義的な理解はやめて、「観察して記載する」という作業を大事にしましょう。

■2010年3月25日 [日本語]
亀井伸孝. 2010.「『子どもの民族誌』の可能性を探る: 狩猟採集民バカにおける遊び研究の事例」木村大治・北西功一編『森棲みの社会誌: アフリカ熱帯林の人・自然・歴史 II』京都: 京都大学学術出版会. 281-296. [編集委員会メンバー]

 → 他者理解の基本に立ち返ろう。文化相対主義を必要とするフィールドはすぐそこにあるのです!

■2010年2月20日 [日本語]
亀井伸孝. 2010.『森の小さな〈ハンター〉たち: 狩猟採集民の子どもの民族誌』京都: 京都大学学術出版会.

 → カメルーンの狩猟採集民バカの子どもたちの集団に、人類学者が弟子入り。密林をさっそうと駆け回る子どもたちの民族誌。

■2009年6月30日 [日本語]
亀井伸孝編. 2009.『遊びの人類学ことはじめ: フィールドで出会った〈子ども〉たち』京都: 昭和堂. [編集および以下の執筆を担当: 「はじめに: 遊びを人類学してみよう」(iii-ix); 「人の遊びをどうとらえるか: 遊び論の二つの系譜」(1-20); 「森に遊び森に学ぶ: 狩猟採集民の子どもの遊び」(39-79); 「あとがき」(200-203)]

 → 人も遊び、動物も遊ぶ。文化人類学者と霊長類学者が一緒に作った「遊びの人類学」へのいざないの本。

■2009年6月19日 [日本語]
亀井伸孝. 2009.『手話の世界を訪ねよう』(岩波ジュニア新書 630) 東京: 岩波書店. [厚生労働省「児童福祉文化財」推薦図書]

 → 手話とろう者の文化を、どのように理解したらいいだろう。文化人類学者がやさしく語ります。

■2009年4月 [日本語]
亀井伸孝. 2009.「アメリカ手話とフランス語の接触が生んだ手話言語: フランス語圏西・中部アフリカ」梶茂樹・砂野幸稔編『アフリカのことばと社会: 多言語状況を生きるということ』東京: 三元社. 519-551.

 → 仏語圏アフリカで生まれた接触手話言語の分布域に、フランス手話が導入されてややこしいことになっている。

■2009年4月 [日本語]
亀井伸孝. 2009.「言語と身体の違いを越えて関係を構築する: アフリカのろう者コミュニティにて」箕浦康子編
『フィールドワークの技法と実際 II: 分析・解釈編』京都: ミネルヴァ書房. 74-90.

 → 研究者が自ら手話を覚えて話そう。フィールドワークの教科書に載った手話研究の倫理。

■2009年3月 [日本語]
渡辺一夫 (著), 亀井伸孝 (監修). 2009.『体験取材! 世界の国ぐに (42) カメルーン』東京: ポプラ社.

 → カメルーンの森で、町で、村で暮らす子どもたち。笑顔いっぱいの写真絵本。

■2008年7月 [フランス語圏アフリカ手話 (LSAF), フランス語, 日本語]
亀井伸孝. 2008. On va signer en Langue des Signes d'Afrique Francophone! (『フランス語圏アフリカ手話で話そう!』) 府中: 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所.

 → 世界初のフランス語圏アフリカ手話の入門書。文法解説、練習問題、アフリカろう文化コラムつき。

■2008年3月 [日本語]
亀井伸孝. 2008.「ろう者と手話 (アフリカ研究者にきいてみよう: インタビューで読むアフリカのいま)」山田肖子編『アフリカのいまを知ろう』(岩波ジュニア新書 588) 東京: 岩波書店. 135-152.

 → どうしてアフリカに?今の研究をするようになったきっかけと魅力を語る。

■2008年3月 [日本語]
武田丈・亀井伸孝編. 2008.『アクション別フィールドワーク入門』京都: 世界思想社. [編集および以下の執筆を担当: 「はじめる: アクションから見えるフィールドワーカーの姿」(1-9); 「コラム1: 手話の世界に飛びこんだ頃」(44-45); 「4-2: 異文化理解の姿勢を教室で教える: ろう者の文化を学ぶワークショップ」(125-139); 「あとがき」(260-262)]

 → え、こんなことまでするの?多芸なフィールドワーカーたちの実像をあまさず紹介。

■2008年2月 [日本語]
亀井伸孝. 2008.「ろう者における人間開発の基本モデル: アフリカのろう教育形成史の事例」森壮也編『障害と開発: 途上国の障害当事者と社会 (研究双書 No.567)』千葉: 日本貿易振興機構アジア経済研究所. 201-228.

 → ろう者の人間開発は、手話言語集団のエンパワーメントで行うのがもっとも早い。

■2007年12月 [日本語]
亀井伸孝. 2007.「知識資源としての手話」ダニエルズ, クリスチャン編『知識資源の陰と陽 (『資源人類学』シリーズ第3巻)』東京: 弘文堂. 93-125.

 → ろう者の手話は、世代を超えて知識や経験を蓄積してきた知識資源です。

■2007年3月 [日本語]
亀井伸孝. 2007.「ろう者コミュニティと手話」落合雄彦・金田知子編『アフリカの医療・障害・ジェンダー: ナイジェリア社会への新たな複眼的アプローチ』(龍谷大学国際社会文化研究所叢書 4) 京都: 晃洋書房. 157-184.

 → ナイジェリアのろう者社会と手話の50年にわたる動態史を描く。

■2007年2月 [英語]
Kamei, Nobutaka. 2007. Drawing sketches in the field: Sketch literacy for social research. In: Furukawa, Akira ed. Frontiers of social research: Japan and beyond. Melbourne: Trans Pacific Press. 72-99.

 → 社会科学教育におけるスケッチリテラシーの重要性を論じる。

■2006年12月 [日本語]
亀井伸孝. 2006.『アフリカのろう者と手話の歴史: A・J・フォスターの「王国」を訪ねて』東京: 明石書店. [2007年度国際開発学会奨励賞受賞]

 → かつてアフリカにろう者たちが営む世界最大級のろう教育事業があった。

■2006年6月 [英語]
Kamei, Nobutaka. 2006. Language and well-being: Three basic essentials of linguistic rights. In: Kosaka, Kenji ed. A sociology of happiness: Japanese perspectives. Melbourne: Trans Pacific Press. 99-117.

 → 音声言語と手話言語の両方を含む、新しい言語政策を展望。

■2006年3月 [日本語]
亀井伸孝. 2006.「Lesson 8 背景的知識『手話』」New Crown 編集委員会編『New Crown English Series, New Edition 3, Teacher's Manual 2』東京: 三省堂. 253-258.

 → 手話って何?英語の先生のための、10分で読める手話の解説。

■2005年8月 [英語]
Kamei, Nobutaka. 2005. Play among Baka children in Cameroon. In: Hewlett, Barry S. and Michael E. Lamb eds. Hunter-gatherer childhoods: Evolutionary, developmental & cultural perspectives. New Brunswick, NJ: Transaction Publishers. 343-359.

 → 遊んでいるだけで教育になる?熱帯雨林の子どもたちの文化。

■2004年12月 [日本語]
秋山なみ・亀井伸孝. 2004.『手話でいこう: ろう者の言い分 聴者のホンネ』京都: ミネルヴァ書房.

 → 音声と手話、二つの世界の接点を描く異文化夫婦エッセイ。

■2004年6月 [日本語]
亀井伸孝. 2004.「ミャンマーの手話: 単一の言語か、二つの言語か」財団法人全日本ろうあ連盟日本手話研究所外国手話研究部編.『アジアの手話 第5集』東京: 財団法人全日本ろうあ連盟日本手話研究所. 10-19.

 → 南北二大都市に二つの手話がある?2003年の現地調査報告。

■2001年12月 [日本語]
亀井伸孝. 2001.「狩猟採集民バカにおけるこどもの遊び」市川光雄・佐藤弘明編『森と人の共存世界 (講座・生態人類学 2)』京都: 京都大学学術出版会. 93-139.

 → 森の狩猟採集民のこどもたちの遊びを85種類紹介。写真入り。

■2000年2月 [日本語]
亀井伸孝. 2000.「もうひとつの多言語社会: カメルーン共和国におけるろう教育とろう者の言語」編集委員会代表: 仲村優一・一番ヶ瀬康子『世界の社会福祉 11 アフリカ・中南米・スペイン』東京: 旬報社. 83-108.

 → アメリカ手話とフランス手話、二つの手話が導入された国の歴史。


学術論文

■2009年9月30日 [日本語]
亀井伸孝. 2009.「フランス語圏アフリカ手話の研究: DVD手話辞典制作と成果還元の課題」『民族紛争の背景に関する地政学的研究 (LiCCOSEC)』(大阪大学世界言語研究センター) 8 (平成20年度報告書): 367-380.

 → 東京外大で開発した、世界初の「フランス語圏アフリカ手話」DVD手話辞典の制作ノウハウを一挙公開。

■2009年7月12日 [日本語]
亀井伸孝. 2009.「少数言語とフィールドワーク: 調査者のアクションと倫理の検討」(特集「アクションを待つフィールド」)『九州人類学会報』36: 14-25.

 → 言語的マイノリティとおつきあいする研究者は、教わったことばを活かしていろんなことをします。

■2008年9月 [日本語, 英文要旨付き]
亀井伸孝. 2008.「カメルーンのろう者コミュニティ: アフリカろう者民族誌試論」『手話学研究』(日本手話学会) 17: 99-112.

 → 多くの手話が分布するアフリカのろう文化をどう書くか。カメルーンを例とした民族誌試論。

■2006年11月 [英語, 仏文要旨付き]
Kamei, Nobutaka. 2006. The birth of Langue des Signes Franco-Africaine: Creole ASL in West and Central French-speaking Africa. In: Online conference paper of Languages and Education in Africa Conference (LEA2006). Oslo: University of Oslo.

 → 仏語圏アフリカに分布するピジンアメリカ手話の特徴と歴史的背景。

■2005年3月 [日本語, 英文要旨付き]
亀井伸孝. 2005.「フィールドで絵を描こう: 社会調査のためのスケッチ・リテラシー」『先端社会研究』(関西学院大学21世紀COEプログラム) 2: 95-125.

 → 調査でスケッチをする六つの利点を指摘、教育への導入を提言。

■2004年12月 [日本語, 英文要旨付き]
亀井伸孝. 2004.「言語と幸せ: 言語権が内包すべき三つの基本的要件」『先端社会研究』(関西学院大学21世紀COEプログラム) 1: 131-157.

 → なぜ手話を国家の公用語にすべきか。根拠を理論的に示す。

■2004年3月 [日本語, 英文要旨付き]
亀井伸孝. 2004.「アフリカの手話言語」『アフリカ研究』(日本アフリカ学会) 64 (2004.3): 43-64.

 → 世界初のアフリカ手話言語地図を試作、発表。

■2003年3月 [日本語]
亀井伸孝. 2003.「アフリカろう教育の父フォスター」『アフリカレポート』(日本貿易振興会アジア経済研究所) 36 (2003.3): 36-39.

 → アフリカでろう教育を広めた米黒人ろう者フォスター博士の評伝。

■2002年3月 [日本語, 英語の章を含む]
亀井伸孝. 2002.「狩猟採集民バカにおけるこどもの日常活動と社会化過程に関する人類学的研究」京都大学博士学位論文.

 → 遊びながら狩猟採集を覚える森のこどもたちの文化を記載、分析。

■2001年3月 [英語]
Kamei, Nobutaka. 2001. An educational project in the forest: Schooling for the Baka children in Cameroon. In: African Study Monographs. Supplementary Issue 26 (2001): 185-195.

 → 森の遊動民の子供たちは学校に通うか。伝統と近代の接触と葛藤。


報告書・紀要論文

■2007年10月 [日本語]
亀井伸孝. 2007.「Around the world: アフリカの手話の世界探訪 (3) ろう者の学校・カメルーン」『Teaching English Now』(三省堂) 10 (Fall 2007): 0 (表紙裏).

 → カメルーンのろう者たちが運営するろう学校を訪れた時の紀行文。

■2007年10月 [日本語]
亀井伸孝. 2007.「フランス語圏のアメリカ手話: 西・中部アフリカの接触手話言語 (下)」『月刊言語』36(10) (2007.10): 90-97.

 → アメリカ手話と音声フランス語が結びついてできた特異な手話言語を図解。

■2007年9月 [日本語]
亀井伸孝. 2007.「フランス語圏のアメリカ手話: 西・中部アフリカの接触手話言語 (上)」『月刊言語』36(9) (2007.9): 68-74.

 → フランス語圏アフリカにおけるある知られざる言語接触の歴史を概説。

■2007年4月 [日本語]
亀井伸孝. 2007.「Around the world: アフリカの手話の世界探訪 (2) ろう者の村・ガーナ」『Teaching English Now』(三省堂) 9 (Summer 2007): 0 (表紙裏).

 → ガーナにあるろう者たちの村を訪れた時の紀行文。

■2007年3月 [日本語]
亀井伸孝. 2007.「ろう者研究の倫理: 異文化理解のための四つのマナー」『異文化研究』(山口大学人文学部異文化交流研究施設) 1: 81-92.

 → もしテレパシーの宇宙人があなたの家に調査に来たら?寓話で学ぶろう者研究の倫理。

■2007年3月 [日本語]
亀井伸孝. 2007.「ろう者たちの『王国』史を追いかけて:『アフリカのろう者と手話の歴史』刊行に際して」『アフリカ Now』(アフリカ日本協議会) 76: 20-25.

 → すべてはカメルーンで始まった…アフリカろう文化探訪の旅。

■2007年3月 [日本語]
亀井伸孝. 2007.「ろう者と手話の文化人類学: その必要性と課題」『人類学研究所通信』(南山大学人類学研究所) 15 (2007.3): 3-9.

 → ろう者の文化研究振興のためには、手話を大学の使用言語とすることが不可欠です。

■2007年2月 [日本語]
亀井伸孝. 2007.「Around the world: アフリカの手話の世界探訪 (1) ろう者の教会・ナイジェリア」『Teaching English Now』(三省堂) 8 (Spring 2007): 0 (表紙裏).

 → ナイジェリアにあるろう者たちのキリスト教会を訪れた時の紀行文。


このページをつくったきっかけ

■1行の美学 (2005/09/12)



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